元JRA安藤勝己氏「行っても勝負できなった」ブエナビスタ凱旋門賞断念に衝撃の裏話とは……「YouTuber」デビューで秋華賞(G1)デアリングタクトの死角も
15日、元JRAの競馬解説者・安藤勝己氏がYouTubeで自身のチャンネルである「アンカッちゃんねる」を開設した。元JRAの関係者としてはすでに藤田伸二氏も「藤田伸二チャンネル」があるが、現役競馬評論家である安藤氏のYouTube参戦は競馬ファンから大きな注目を集めた。
これまでも自身のTwitterにて独自目線で解説する重賞レースの回顧や出走馬の評価などが好評だった安藤氏。9日、「解説(開設)準備中」と告知していた。そして記念すべき第1回の動画では、今週末に京都競馬場で行われる秋華賞をテーマに「勝つ馬&負ける馬の条件」について解説をした。
ダイワスカーレットで2007年の秋華賞を制した騎手として当時の作戦やライバルであるウオッカとの関係などを振り返った。
なかでも目玉となるのはデビューから3歳のエリザベス女王杯(G1)までコンビを組んだブエナビスタの凱旋門賞挑戦に関する裏話だろう。詳細については「アンカッちゃんねる」をご覧いただきたいのだが、勝てば凱旋門賞(G1)挑戦が濃厚と噂されていた札幌記念(G2)の敗戦についても衝撃的な秘話を披露している。
2009年の札幌記念を単勝1.5倍の圧倒的1番人気を集めていたにもかかわらず、7番人気の伏兵ヤマニンキングリーの前にまさかの2着に敗れたブエナビスタ。
もし、凱旋門賞に挑むことになっていたとしても「勝負できなかった」と回顧した衝撃の理由とは……。最終的に現役時代G1・6勝をあげた女傑に騎乗した安藤氏の今だからこそ明かせる後悔とは……。札幌記念を敗れ、牝馬3冠に目標を切り替えることとなった秋華賞での降着についても興味深い内容を教えてくれている。
勿論、今週末に京都競馬場で行われる秋華賞で史上初となる無敗での牝馬3冠に挑むデアリングタクトの死角についても、勝利の”カギ”となるポイントも元騎手ならではの解説をしてくれている。予想に悩んでいる競馬ファンにとっても垂涎の内容といえるだろう。
「これまで聞けなかった裏話を聞けることは大きな魅力でしょう。元騎手の安藤氏だけに騎手目線での独自見解はTwitter でも好評を博しています。
ただ、短文での投稿がメインのTwitter に対し、YouTubeは動画で見られるため、より多くの情報を得られるメリットがあります。
現在のところ、動画の時間そのものはそれほど長くありませんが、的を射た解説は馬券の予想にも大きく役立ちそうですよ」(競馬記者)
2本目に上げた動画では、なぜブエナビスタで敗れたのかなども分かりやすく解説してくれた安藤氏。来週の菊花賞(G1)のコントレイルについても貴重な情報を提供してくれる可能性が大だ。
競馬ファンにとっては必見だろう。