GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】ゴールドアクター  > 4ページ目
NEW

【徹底考察】ジャパンC(G1) ゴールドアクター「昨年の有馬記念馬の『東京適性』は?飛躍のきっかけとなった2レースをプレイバック」


 ゴールドアクターは2003年に牝馬三冠を達成したスティルインラブに血統構成がよく似ており、キョウワアリシバはスティルインラブの母ブラダマンテの半弟にあたる。

 両者の母SulemeifにAlyshebaを配合したのがキョウワアリシバであり、ロベルトを配合したのがブラダマンテ。スティルインラブはそのブラダマンテとサンデーサイレンスとの組み合わせで、つまり「サンデーサイレンス×ロベルト」という血統構成だ。そして、それはゴールドアクターの父スクリーンヒーロー(ロベルト系×サンデーサイレンス)と同じである。

 従って本馬は血統的に突然変異として扱われがちだが、スティルインラブの例を鑑みれば、成功する根拠はあったということだ。まさに、キョウワアリシバの血を活かすための血統構成を編み出した北勝ファームの知恵の勝利といえる。

≪結論≫

『考察』で取り上げた2レースの内容からも、ゴールドアクターに東京コースに対する不安は「ほぼ存在しない」ことがわかる。血統的にはパワーに寄ったロベルト系だが、同じスクリーンヒーロー産駒のモーリスがそうであるように優れたパワーを持ちながらも、同時に瞬発力も兼ね備えている。この辺りは、スクリーンヒーローの母父がサンデーサイレンスであることが大きいのかもしれない。

 アルゼンチン共和国杯の内容からも雨にも瞬発力勝負にも目立った死角はなく、逆にハイペースで推移した場合の方がむしろ不安になるほど。だが、キタサンブラックが逃げる可能性が濃厚な今年のメンバー構成からペースが上がる可能性は低い。宝塚記念でキタサンブラックを焚きつけたトーホウジャッカルやワンアンドオンリーの姿もあるが、京都大賞典を見た限り、キタサンブラック自身にハナへのこだわりがなくなっていることもあり、再現性は薄い。

【徹底考察】ジャパンC(G1) ゴールドアクター「昨年の有馬記念馬の『東京適性』は?飛躍のきっかけとなった2レースをプレイバック」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  3. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  4. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  5. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  6. 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
  7. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  8. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
  9. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  10. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!