JRA「怪物」リフレイム木幡巧也に非難轟々!? 京王杯2歳S(G2)自身初の重賞1番人気も「ドン詰まり」で不完全燃焼

 7日、東京競馬場で行われた京王杯2歳S(G2)は、2番人気のモントライゼ(牡2歳、栗東・松永幹夫厩舎)が優勝した。鞍上のC.ルメール騎手はこの日、4勝を挙げて今年175勝目。自身2度目となる年間200勝超えに視界良好だ。

 その一方で、不完全燃焼に終わってしまったのが、1番人気に推されながらも5着に敗れたリフレイム(牝2歳、美浦・黒岩陽一厩舎)と、その鞍上・木幡巧也騎手である。

 18頭立てで行われたレース。前走、同じ東京の芝1400mを後方から5馬身差で圧勝したリフレイムは、この日もスタートで無理をせずに中団から。内からリメスがハナに立ち、モントライゼは2番手に控える競馬となった。

 最後の直線でリフレイムを外へ持ち出そうとした木幡巧騎手だったが、外からロードマックスの岩田望来騎手に被せられて進路を失うことに……。その間に先に抜け出したモントライゼが、最後まで後続の追撃をしのぎ切ってゴールした。

「リフレイムと木幡巧騎手にとっては、難しいレースになりました。1番人気だけにマークされるのは当然で、岩田望騎手が外から絞りに行ったことも普通だと思います。内に進路を取る選択肢もあったかもしれませんが、やはり外の馬場が良いコンディションですから、ある程度は仕方のない部分もあると思いますね。

上がり3ハロンも最速と0.1秒差の33.8秒と、脚が残っていただけに残念なレースになりました。木幡巧騎手にとって初の重賞1番人気ということもあって、少し慎重になり過ぎたのかもしれません」(競馬記者)

 この結果を受け、ネット上の競馬ファンはSNSや掲示板を通じて「もったいないレース」「あの枠(6枠11番)でドン詰まりとか」「これは騎手の差」と、重賞で1番人気が不完全燃焼のレースをしたこともあって、木幡巧騎手の騎乗に対する疑問の声が続々……。

 中には「騎手だけが不安だった」という厳しい声もあった。重賞で1番人気になる大器だけに、今後は経験豊富なトップジョッキーへの乗り替わりもあるかもしれない。

「デビュー戦の大外逸走で話題になった馬なので、まずはちゃんとレースを走れたことを評価すべきでしょう。この日もパドック周回中に座り込もうとしたり、ゲート入りを嫌って暴れたりと、まだまだ気性面に課題がありそうです。

それだけに陣営には、デビューから手綱を執っている木幡巧騎手を替えたくない気持ちもあると思いますよ。今回は結果が出ませんでしたが、馬のためにはしばらく乗り慣れた騎手を継続した方が良い気もします」(別の記者)

 レース後には「負けたけど馬群で我慢できていた。コーナーで少し外に行くが、上手く我慢できていたし、内容的にはそんなに悪くはなかった」と前を向いた木幡巧騎手。大目標となる来春のクラシックへ、課題は少なくないが1つずつクリアしていきたい。

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