JRAジャパンC(G1)アーモンドアイ騎乗へ「安全運転」で非難轟々!? C.ルメール「1週間限定」ゴールドドライバー振りで土曜1勝の「体たらく」

 14日、東京競馬で騎乗したC.ルメール騎手は「絶不調」ともいえる成績。リーディングジョッキーでありながら、この日は1勝のみと騎乗が冴えなかった。

 この日は10鞍に騎乗したルメール騎手。1番人気6回、2番人気3回、5番人気1回と、強力な布陣は揃っていたはずである。

 この日は出遅れも3回。6Rのルージュアドラブルに8Rヴィクターバローズ。10Rのドナアトラエンテでも出遅れた。

 6Rのルージュアドラブルに関しては、序盤の出遅れを挽回して、外に持ち出しての差し切り勝ち。10Rのドナアトラエンテも終始外々を回す競馬で2着と好走している。

 しかし、8Rのヴィクターバローズは17着に惨敗。1.9倍の圧倒的支持を得ながらも、見せ場なく終わった。

 1枠2番からスタートしたヴィクターバローズは、スタート後に躓き後方からの競馬。道中は荒れた内を避けた中で終始内々を回った。

 4コーナーを回った際は縦長馬群の後方内目を追走。直線では前が壁になり、大きなアクションを起こすことなく最後は流すようなゴールとなった。

 一部の競馬ファンからは、SNSや掲示板を通じて非難が殺到。「終始安全運転だったな」、「これは制裁ものですね」などと、この騎乗に対して物議を醸しているようだ。

 しかし、ある記者はこの「安全運転」について、仕方がない一面があるという。

「こうなることは薄々と感じていました。再来週は三冠馬3頭の対決するジャパンC(G1)が控えていますし、今週制裁を受けたらアーモンドアイに騎乗できませんから……。

外々を回す競馬で馬券圏内にきた馬も何頭かいましたが、それは馬の能力でしょう。ルメール騎手の馬質だからできる芸当であって、好騎乗と思えるものは少なかったと思います。人気にもなりますし、安全運転しかできない今週はルメール騎手の馬券を控えたいですね」(競馬記者)

 土曜日は馬券圏内が5回あったルメール騎手。7、8枠の馬が多かったのは確かだが、4頭中3回が馬券になっている。

1枠 1/2
2枠 0/0
3枠 0/2
4枠 0/0
5枠 1/1
6枠 0/1
7枠 1/1
8枠 2/3

 1~4枠の1回に対し、5~8枠では4回馬券に絡んでいるのがわかるだろう。率にすると内枠25%に対して、外枠では66%と、土曜日に関しては外枠で馬券になっているのは確かなようだ。

 唯一、内枠で馬券になったのが4Rの新馬戦に出走したプレミアエンブレム。ルメール騎手としては珍しく、他馬を引き離しての逃げとなったレースだが、直線では最後に捉えられ2着に敗れている。

 日曜日も8回の騎乗が控えるルメール騎手。さすがにエリザベス女王杯(G1)は全力投球だろうが、大外枠というのも恵まれたのかもしれない。

 今週だけは「ゴールドドライバー」振るということだろうか……。日曜日はルメール騎手の枠に注目したいところだ。

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