JRA武幸四郎&武豊「ホッとしました」世界的良血オンラインドリームが圧巻デビュー! 母・凱旋門賞馬デインドリームの「15冠ベビー」が衝撃のノーステッキ!
注目の超良血馬がスピードの違いを見せつけた。
23日、東京競馬場で行われた6R新馬戦(芝1400m)は、1番人気のオンラインドリーム(牝2歳、栗東・武幸四郎厩舎)が優勝。父フランケル、母に凱旋門賞馬デインドリームという世界的良血馬が注目の初陣を勝利で飾った。
18頭立ての芝1400mのレース。スタートを決めたオンラインドリームはすんなりとハナに立つと、最後の直線では持ったまま後続を引き離しにかかる。後続から2着馬リュクスフレンドが鋭く脚を伸ばしたが、1馬身3/4差まで迫るのが精一杯。最後まで馬なりのまま、先頭でゴール板を駆け抜けた。
この完勝劇には、鞍上の武豊騎手も「体が小さいわりには、いい走りをする」と評価。父がG1・10勝をあげた怪物・フランケル。母デインドリームも2011年の凱旋門賞(仏G1)、翌年のキングジョージ6世&QES(英G1)などを勝ったG1・5勝の世界的な良血馬だけに「良血なのでホッとしました」と笑顔だった。
「418kgと小柄な馬だけに『馬込みで揉まれてどうか』という点は心配だったんですけど、スピードの違いでハナへ。武豊騎手が上手というのもありますが、最後の直線で抜け出して1頭になっても、真っすぐに走れていたことは評価できると思います。
武幸四郎調教師によると『一生懸命走る気性』らしいので、現状はこれくらいの距離が良さそう。パフォーマンスは素晴らしいものがありましたし、今後レースを覚えてくれば距離をさらに伸ばせるかもしれませんね」(競馬記者)
オンラインドリームの衝撃的なデビュー戦に、ネット上の競馬ファンもSNSや掲示板で「これは強いな!」「欧州血統だけど、スピードありそう」「武豊と武幸四郎ってだけで胸熱」「夢の配合」と大盛り上がり。新たなスター候補の出現に歓迎の声が続々と上がっている。
また、本馬を管理する武幸四郎調教師も「スピードがあるところを見せてくれた。上手に走ってくれた」と手応え。気になる今後については「小さいし、まだ幼いところ」と、まずはじっくりと成長を促していく方針だ。
「当面は来年春の桜花賞(G1)が目標になると思いますが、武豊騎手にはお手馬に小倉2歳S(G3)とファンタジーS(G3)を連勝して、12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)でも人気を集めそうなメイケイエールがいるだけに、後々はどちらかを選ばなければならない時が来るかも。
オンラインドリームはまだデビュー戦を勝っただけですが、来年の桜花賞を意識できるくらい内容のある勝利だったと思います」(別の記者)
ちなみにメイケイエールを管理する武英智調教師は、武豊騎手や幸四郎調教師とは再従兄弟という間柄。いずれにせよ、武豊騎手にとっては嬉しい悲鳴となるかもしれない。