JRAチャンピオンズC(G1)今週の「美味しい1頭」。人生“初”100万円まで残り5戦。大逆転の切り札に指名したのは……
競馬歴30年を迎えた中川大河が、人生初の100万円獲得を目指すこの企画。第1弾のマイルCS(G1)はアドマイヤマーズの単勝で勝負したが3着。そして先週のジャパンC(G1)は、キセキの単複で勝負したが、8着に敗れ、これで2戦0勝となった。6日に開催されるチャンピオンズC(G1)で、何とか初日を出したい。
今週も厳選した1頭の単複で勝負予定。この企画のルールは以下の通りだ。
・マイルCS(G1)から有馬記念(G1)のG1・7レースで最終的に100万円を目指す
・予算は10万円(※マイルCS、ジャパンCに敗れ、現在の手持ちは7万円)
・ホープフルS(G1)までは基本的に1レース1万円以上を賭ける
・最終戦となる有馬記念では100万円を狙う
先週のジャパンCは、本命キセキがまさかの大逃げ。浜中俊騎手には積極的な騎乗を期待していたが、1000m通過タイム(57秒9)を見た瞬間に、惨敗を覚悟した。それでもアーモンドアイの花道を飾るのにふさわしい競馬を見せてくれたことに感謝したい。
さて、有馬記念までG1レースも残り5戦。手持ち7万円でどのようにして100万円を狙うべきか……。今年の有馬記念は荒れる可能性が高いと見ており、それまでに手持ちを少なくとも10万円には戻しておきたい。
今週はダート王決定戦のチャンピオンズC。最大の注目はもちろん国内無敗のクリソベリルだろう。しかし、8枠に入ったこと、そして追い切りの動きがイマイチという状況で、伏兵の台頭があるとみて、穴馬探しで勝負に出たい。
原稿締め切り直前までに候補として絞ったのはタイムフライヤー、アルクトス、そしてモズアスコットの3頭だった。
タイムフライヤーは前走の武蔵野S(G3)に3連勝を懸けて1番人気に支持された。しかし輸送による馬体重14kg減が響き、5着に敗退。減った馬体を戻すことを条件と考えていたが、3日に発表された調教後の馬体重は、前走比プラス9kg。当日までに戻り切らないとみて候補から外した。
アルクトスは前走の南部杯(G1)でダート1600mの日本レコードを樹立。中京のダートでも実績があり、最終追い切りの動きも良かった。しかし、懸念はやはり1800mの距離。1400~1600mがベストなのは間違いないだろう。迷った末、アルクトスを切り、モズアスコットを本命に抜擢する。
モズアスコット(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、これまで芝とダートのマイルG1を勝った二刀流。このレースを最後に種牡馬入りが決まっており、マイル以外でG1勝利を飾れば、さらに箔がつくだろう。