JRAチャンピオンズC(G1)穴予想! ルメール様「騎乗馬選択」にヒントあり!? 「時は来た」再現期待の「◎」逆らう私は愚か者……
そして、もう一つのポイントは、これが枠順決定前の選択であるということ。仮に同等の能力であった場合、枠の有利不利で着順は大きく変わる。
チャンピオンズCの場合、過去の傾向では断然内枠有利。つまり、カフェファラオより外に入った10番アナザートゥルースと11番チュウワウィザードはカフェファラオより上の評価をするのが難しいということである。
そして枠の話でいうと、今年のチャンピオンズCで圧倒的人気を背負いそうなクリソベリルが8枠15番に入ったというのも「おら、ワクワクすっぞ!」という感じだ。
クリソベリルが強いことなど誰が見てもわかる。ただ、チャンピオンズCが創設された2014年以降、8枠は一度も馬券になっていないことを忘れてはいけないのだ。
それほどの人気馬が8枠に入っていないというのも、一つの原因ではあるのは確か。だが、1枠と2枠の回収率だけが100%を超えていることを考えれば、やはり外が不利なのは明らかである。
これらを踏まえて、展開を考えてみようと思う。まず、ハナを主張するのは内を引いた3番メイショウワザシか。ただ、隣枠の4番エアアルマスは被されるとダメなタイプ。これに併せて序盤から出していくだろう。
外枠勢からは10番アナザートゥルースは先行タイプ。13番インティも行きたい口で、それを見るように15番クリソベリルもこれを追いかけていくことになりそうだ。
インからは2番ゴールドドリームも、この並びなら2列目ぐらいはとれるか。その後ろには内枠を利して1番タイムフライヤーに5番クリンチャー辺り。6番エアスピネル、7番カフェファラオ、外から11番チュウワウィザードが続くと見る。
比較的短い距離を使ってきた、8番サンライズノヴァ、9番アルクトス、12番モズアスコットはじっくり後方からと見たがどうだろうか……。14番ヨシオはジャパンCからの連闘で勝負気配はなし。16番サトノティターンも、この枠なら後方からの競馬を強いられるのではないだろうか。
外枠にクリソベリルが入ったことにより先行争いは昨年と比べれば厳しくなりそう。とはいえ、後方からの差し、追い込みは、よほど恵まれないと厳しいはず。ましてや外を回しているようでは恐らく届かないだろう。