JRA武豊メイケイエール「出遅れ」は確信犯!? 阪神ジュベナイルF(G1)安藤勝己氏「ユタカちゃんが意図的に……」4着も工夫凝らした騎乗に賛辞続々!
13日、阪神競馬場で行われた2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルF(G1)は、1番人気のソダシがハナ差の接戦を制して優勝。白毛馬として、史上初のG1制覇を成し遂げた。
一方、来春の桜花賞(G1)に向け「課題」を露呈したのが、ソダシ、サトノレイナスらと「3強」の一角に推された3番人気メイケイエール(牝2歳、栗東・武英智厩舎)だ。
「惜しかったね」
18頭立てで行われた芝1600mのレース。大外18番からのスタートとなったメイケイエールは、鞍上の武豊騎手がゆっくり出して後方から。勝負所の3、4コーナーで掛かり気味に先頭集団に並びかけると、最後の直線では一度先頭に立つ走りを見せたが、そこから失速……。最後は上位3頭に交わされて、4着という結果に終わった。
レース後、武豊騎手は「前半はいい感じで3コーナーまで行けたけど……掛かりましたね。なかなか折り合いがつかなくて、そこがロスになっている分、最後は甘くなってしまった」と敗因を分析。
最大の課題となる折り合い面に苦労した結果、ハナ+クビ+半馬身だけ頂点に届かなかった。
「武豊騎手が大外枠の利を最大限に活かして乗ったんですけどね……。スタート直後の直線から、最初のコーナーに入るギリギリのところまで、あえてずっと馬群に近づかせないよう大きく外を走っていました。
しかし、そんな武豊騎手の作戦も空しく、馬込みに入れてからは前走と同じように前へ前へ行きたがるレースぶり。鞍上も必死になだめていましたが、あれでは最後に失速してしまうのも無理はないかと。
ただ、逆に言えばあの競馬で差のない4着だったわけですから、やはり世代トップクラスの実力を秘めていることは間違いないと思います。武英智調教師、武豊騎手を始めとした陣営が、来春の桜花賞(G1)までにどういった対策を講じるのか。手腕が問われるところです」(競馬記者)
また、この日はスタートで遅れて後方からの競馬になったメイケイエールだが、どうやらあえて出遅れたのかもしれない。レース後、元JRA騎手のアンカツこと、安藤勝己氏が自身のTwitterで「ユタカちゃんが意図的にスタート遅らせた」と分析している。