話題の「16冠ベビー」ソウルスターリングが無敗で1冠目なるか!?大注目の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)は例年以上のハイレベル!
ここまで、新馬戦→ききょうS(OP)、デイリー杯2歳Sとデビュー3連勝。特に前走のデイリー杯2歳Sは逃げたボンセルヴィーソの勝ちパターンだったが、上がり3ハロン33.6秒の豪脚できっちりと捕らえ切った。
それも、このメンバー最速の上がりを3番手の好位から繰り出すのだから、他のライバルはお手上げである。
近親にダービー馬のロジユニヴァースがいる血統で、父クロフネはとにかく牝馬に活躍馬が多く、特にカレンチャンやスリープレスナイトといったスピード馬の活躍が目立つ。だが、この馬のタイプは、2010年の当レースで2着したホエールキャプチャか。自在性が高く、マイル以上の距離でも味が出そうな馬だ。
アルテミスS(G3)を快勝したリスグラシュー(牝2歳、栗東・矢作芳人厩舎)も素質では負けていない。
デビュー戦こそ敗れたが、2戦目の未勝利を4馬身差で圧勝。そのレースぶりが評価されて、前走のアルテミスSは1番人気出迎えたが、中団から上がり3ハロン33.5秒の末脚で豪快に差し切っている。2着との着差は半馬身だったが、3着とは3馬身以上の差をつけており、ここでは能力が一枚上だったということだろう。
また、アルテミスSを快勝した際の鞍上・武豊騎手が香港でエイシンヒカリに騎乗する中で、代わりに戸崎圭太騎手を確保できたことも大きい。矢作調教師も「右回りとか左回りなどは気にならない」と話しており、ここでも末脚全開となるか。