オメガパフューム「3連覇不安材料」はデムーロ!? モジアナフレイバー「15年ぶり」地方所属馬V期待!? 波乱気配濃厚【東京大賞典(G1)展望】
遅れてきた素質馬テーオーケインズ(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)は、松山弘平騎手を背に重賞初制覇を狙う。
松山騎手と約1年ぶりにコンビを再結成した、今年の10月31日の京都第7R・3歳以上2勝クラス(ダ1800m)で2着に4馬身差を付けて完勝すると、続く11月14日の阪神競第10R・摩耶S(3勝クラス/ダ1800m)も快勝。12月10日の阪神競第10R・ベテルギウスS(L)でも勝ち馬オーヴェルニュとタイム差の2着と好走するなど、勢いに乗っている。
だが近3カ月で東京大賞典が4戦目のため、使い詰めが気になるところ。状態面を維持できていれば、ライバルと遜色ない走りを見せてくれるはずなのだが………。
昨年の東京大賞典で3着に入ったモジアナフレイバー(牡5歳、大井・福永敏厩舎)は初G1勝利を狙う。
今年はフェブラリーS(G1)に初挑戦して6着。帝王賞こそ13着と惨敗したが、千葉ダートマイル(OP)を勝利後に向かったマイルチャンピオンシップ南部杯(G1)では、7番人気ながら勝ち馬アルクトスから0秒3差の3着と結果を残している。
12月の勝島王冠競走(G)では単勝1.4倍の圧倒的支持を受けながら、道中で行きたがる面を見せるなどして3着。3連覇は逃したものの、スムーズに進みさえすれば実力は上位進出も夢ではない。
05年のアジュディミツオー以来となる地方競馬所属馬の勝利もあるか?
これら以外にも、前走のカノープスS(OP)を7番人気ながら勝利したハナズレジェンド、JBCクラシック4着ミューチャリー、勝島王冠でモジアナフレイバーを破ったカジノフォンテン、昨年2着のノンコノユメなど、一筋縄ではいかないメンバーが揃っている。
2020年に最後の重賞ウィナーとして、その名を残すのは……。東京大賞典の発走は29日(火)、15時40分を予定している。