藤田菜七子ブームは続くのか!? 「人気」に匹敵する「結果」が求められる勝負の年に秘策は……
競馬界に綺羅星の如く誕生したスター・藤田菜七子。デビュー初年度から知名度を急激に上昇させ、今や競馬ファンならずとも、その名を知っている者も多いだろう。
藤田騎手は16年ぶり史上7人目のJRA女性騎手として、昨年9月21日に地方の川崎競馬でデビュー。その後、着実にレースをこなしていく中で、彼女の人気はとどまるところを知らず、競馬雑専門誌以外の雑誌にもインタビューが掲載され、さらに昨年末にはカレンダーまで発売されるなど、競馬界内外で「菜七子フィーバー」の旋風が吹き荒れた。
すでに人気の面では一流ジョッキーをも凌駕しているようにも思える藤田だが、今後もこの人気を維持、さらに上昇させるためには確たる「結果」が必要となってくるのは間違いないだろう。
「5日には、16年度の東京競馬記者クラブ賞の授賞式に出席した藤田騎手ですが、受賞したのは特別賞。新人ながら45勝を挙げた木幡巧が民放記者クラブ賞を受賞しましたが、彼のオマケ的な扱いだったのは否めないですよ。木幡は中央競馬騎手年間ホープ賞にも輝いている期待の星。藤田騎手は表彰式の壇上で『昨年以上の成績を残せるように頑張りたいです』と来年に向けての抱負を語っていますが、このままでは実力の木幡、人気の藤田なんて呼ばれ方までされてしまいそうです」(記者)
藤田騎手の人気は、物珍しさゆえ各メディアが藤田騎手を”アイドル扱い”し、大々的に報じたことにも起因するだろう。ただ、単なるアイドルというだけでは、藤田騎手もそのうちただの一騎手として扱われることは避けられない。