激戦必至の好メンバー!AJCC(G2)を制し中距離路線の中心になるのは?
クラリティスカイ(牡5、美浦・斎藤厩舎)は復調してきている印象。一昨年のNHKマイルC(G1)の勝利以降は勝ち星に恵まれず苦しいレースを強いられていたが、昨年の秋以降のレースでは掲示板を外していない。マイル路線で使われることが多かったのだがここ3戦は2000mの中距離で戦っており、前走の中山金杯(G3)でも2着と好走。今回は前走よりも距離が延びるのが不安材料ではあるが、こなすことが出来ればレース選択の幅が広がり、完全復活にまた1歩近づくことになるだろう。
2200m以上のレースでは馬券圏内を外したことがないルミナスウォリアー(牡6、美浦・和田厩舎)。これまでの重賞の最高着順は新潟記念(G3)での5着だが、前走のディセンバーS(OP)で負けたツクバアズマオーが中山金杯(G3)を勝利していることから、この馬の能力も重賞で通用する可能性は十分にある。昨年からの成長を今年の初戦で発揮することが出来るかに注目だ。
このほかにも昨年の天皇賞・春(G1)以来の出走となるスタミナ豊富なタンタアレグリア(牡5、美浦・国枝厩舎)やエリザベス女王杯(G1)2着のシングウィズジョイ(牝5、栗東・友道厩舎)、3年前の日本ダービー(G1)を勝利しているワンアンドオンリー(牡6、栗東・橋口厩舎)など実績十分な古馬たちも出走を予定している。
最強世代と言われている明け4歳世代が噂通りにその実力を発揮するのか、それとも古馬勢が意地を見せつけ威厳を保つのか。春の大舞台に向けても大事な戦いとなるAJCC(G2)は22日(日)中山競馬場で15時45分に発走予定となっている。