JRA「どうか外伸び馬場のままで」……。函館2歳S(G3)は人気馬“全消し”!ピンク帽2頭から「万馬券」狙い【八木遊のフォーメーション馬券予想】
「▲」は連闘で挑む3番イチローイチロー(牡2歳、栗東・北出成人厩舎)。
今回と同コースの前走はスタートでやや後手を踏んだが、すぐに挽回。道中は鞍上が追っつけ通しで3番手を追走した。直線でしぶとく伸びると、4頭が横並びで入線。「ハナ+ハナ+ハナ」の大混戦を制した。陣営も本馬の勝負根性を高く評価しており、再び混戦なら面白い存在になるだろう。
連闘という条件をクリアする必要はあるが、前走と同じ3番枠からうまく立ち回って、直線外に持ち出すことができればワンチャンスある。
「△」は5番カワキタレブリー(牡2歳、栗東・杉山佳明厩舎)。この馬もコース経験を評価したい。
期待のドレフォン産駒で、函館芝1200mは絶好の条件。引き続き鞍上を務める加藤祥太騎手は前走後「次はもっと良くなると思います。今日より強くなった姿を見せられると思います」と自信を見せている。陣営も一度使った効果を強調している。
「×」で押さえるのは武豊騎手が騎乗する8番トーセンヴァンノ(牡2歳、栗東・小桧山悟厩舎)。
デビューから2戦して2着2回なので、未勝利馬として連闘での重賞挑戦となる。
2着に敗れたが、先週土曜の一戦は、道中最後方からの競馬。短い函館の直線で1頭だけ違う脚色で伸びてきた。逃げ馬がそろった今回はハイペース必至。前崩れの展開になれば、浮上する。
上位人気が予想されるポメランチェ、メリトクラシー、カイカノキセキの3頭はいずれも1戦1勝で、デビュー戦を逃げ切って勝っている。逃げられなかったときに脆さが露呈する可能性は十分。また、ハナ争いが激化し、人気馬総崩れの展開を描いているが、果たしてどうか。
買い目は、本命・対抗を1・2着に据えた三連単フォーメーションを本線に、枠連を押さえておく。ピンク帽のワンツーフィニッシュなら、高配当は間違いないだろう。
・三連単フォーメーション 6点
◎○→◎○→▲△×
・枠連流し
枠連流し 4点
◎→○▲△×
<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。