C.ルメール騎手が勝ち上がらせた「豪華過ぎる」素質馬たち……今年もクラシック制覇に向けて着々と築かれる「ルメール帝国」とは
来週2月5日に開催されるきさらぎ賞(G3)や同12日の共同通信杯(G3)から、いよいよクラシック戦線が本格化してくるだけに近頃、「有力な明け3歳馬」の戦績をチェックする回数がずいぶん増えたが、同時に凄まじい頻度で目に飛び込んでくる騎手の名前がある。
昨年、関東の戸崎圭太騎手とデットヒートを展開した末、惜しくもリーディングを逃したC.ルメール騎手だ。
リーディング争いに敗れたとはいえ、ルメールは昨年の最多獲得賞金と最高勝率を獲得。サトノダイヤモンドを筆頭としたお手馬の”豪華布陣”を見れば、それも十分に納得できるものだが、どうやらその盤石な”城”は今年も着々と積み上げられているようだ。
昨年も牝馬では2歳女王メジャーエンブレム、牡馬では菊花賞馬サトノダイヤモンドだけでなく、日本ダービー馬マカヒキのデビュー当初の手綱も執っていたのがルメール騎手だ。
昨今はエージェント制度が確立されているために見えにくい部分もあるが、昨年のクラシック直前にはサトノダイヤモンドを選んだ節があったルメール騎手。
結果的にマカヒキに日本ダービーを勝たれた際は「選択ミス」と揶揄されたものだが、サトノダイヤモンドが昨年の最優秀3歳牡馬に選出された現状を鑑みれば、その選択は間違っていなかったのかもしれない。