JRA アイビスSD(G3)モントライゼは余裕の「消し」!? 8枠有利も狙うのは「あの枠」サンデーサイレンス系<ミスプロ系で大荒れの予感
「○」は、13番ビリーバー。
昨年の同レースでは6枠12番からの出走で、初の千直ながらも3着と好走。昨年は上がり最速の32.0秒も勝ち馬に届かなかったが、今年も13番と再び好枠をゲットした。
昨年のアイビスSD以降は馬券圏内の好走がなく、前走のパラダイスS(L)でも13着と大きく敗れたが、陣営は「前走は出遅れた上に、スローでしたからね。それでも上がりは最速でしたし、収穫の多い内容でしたよ。デキも上昇していますから、展開次第では上位も狙えると思います」と、昨年同様に一発を狙う。
昨年のアイビスSD以降2度あった千直のレースでは、ともに内枠の不運。近走の着順からは今年も伏兵に留まりそうだが、条件的に不利だったことを考えれば、巻き返しても不思議はないといえるだろう。
父はモンテロッソで、本命馬オールアットワンスの父・マクフィと同じシーキングザゴールド(ミスプロ系)の系統。馬場や流れが向けば、まとめて7枠の2頭が好走できると考えた。
「▲」は、10番アルミューテン。
今回、父にミスプロ系を持つ馬が7頭出走するが、昨年の同レースで穴を開けたビリーバーと同じシーキングザゴールドの系統は、他にオールアットワンスとヒロイックアゲンの2頭のみ。ヒロイックアゲンは昨年の韋駄天S(OP)で勝ち馬ライオンボスの0.1秒差4着と好走しており、外枠なら重い印も考えられた馬だ。
ただ、2枠3番と極端な内枠を引いたことでヒロイックアゲンは軽視。代わりではないが、これによりアルミューテンが浮上したともいえる。
というのも、アルミューテンは昨年の千直レース・稲妻S(3勝クラス)でヒロイックアゲンの0.1秒差に好走。この一度だけなら展開のアヤなども考えられるが、続く北陸S(3勝クラス)でもタイム差なしに食い下がっているのだから、能力と適性に近いものがあるはずだ。
3走前の同条件レース・韋駄天Sでは4着と敗れたが、これはスタートの出遅れが響いたもの。むしろ、前述の稲妻Sでは千直で逃げており、先行できれば好走の可能性も十分にあると見た。
「△」は、4番ジュランビル、7番グレイトゲイナー、11番ロードエース、12番ライオンボスの4頭。
ジュランビル、グレイトゲイナー、ロードエースは、ある程度の先行力と、ダート適性のある血統に期待。ライオンボスは一昨年の覇者で昨年も2着と能力と適性が高いのは間違いないが、近2走が案外で引き続き人気もしそうなことから押さえまでとした。