JRA クイーンS(G3)川田将雅ドナアトラエンテは「消し」! 函館開催Bコース替わりでイン強襲狙う「◎」は……
「○」は、6番マジックキャッスル。
前走はヴィクトリアマイル(G1)で3着と健闘。勝ち馬グランアレグリアからは0.7秒離されたが、2着のランブリングアレーとはクビ差の接戦だった。
陣営は「前走は勝ち馬が強過ぎましたね。前走後はこのレースを目標に美浦で乗られてから函館入厩しましたが、落ち着きもありますし動きは抜群です。前走の内容からも、ここは好勝負してもらわないとね」と自信をみなぎらせる。
ヴィクトリアマイルはスローペースだったが、3走前の愛知杯(G3)ではハイペースを差し切り勝ち。今回のメンバーであれば、展開を問わず差し込んでこられそうだ。
「▲」は、8番ウインマイティー。
昨年のオークス(G1)で、3着と好走した実力馬。近走は精彩を欠く結果が続いているものの、変わり身があるとすればこの馬を置いて他にいないのではないだろうか。
気になる状態だが、陣営は「前走の愛知杯でブリンカー着用など改善を試みましたが、結果が出なかったので気分転換を図るため放牧に出しました。その甲斐あってか活気が戻ってきましたし、牧場サイドもデキに自信があるからこそミルコ(・デムーロ騎手)に依頼したと聞いている。洋芝適性は高いと思うので、復活のきっかけを掴んでほしいですね」と巻き返しを図る。
オークス、紫苑S(G3)ではマジックキャッスルと僅差の走りをしていただけに、状態さえ戻っていれば逆転も十分に考えられそうだ。
「△」は、1番クラヴァシュドール、9番テルツェットの2頭。
クラヴァシュドールは、陣営が「能力はあるんですが、気持ちのコントロールが難しい馬ですね。滞在効果に期待したい」とメンタル面での不安を語るが、今回は相性のいい藤岡佑介騎手が騎乗。桜花賞(G1)4着の実力を発揮できれば馬券圏内も期待できそうだ。
また、テルツェットは陣営が「1800mには対応できると思いますし、調整は順調で元気もありますよ」と色気を見せるも、「前走は出遅れが痛かったですね」と話すように二の脚が遅く、後方からの競馬となりそうなことが懸念材料。能力は認めつつも、押さえまでとした。