【香港競馬】ラブリーデイら日本勢に立ちはだかる「世界の壁」! 近年稀に見るハイレベルな一戦に要注目!
立ちはだかる「世界の壁」その代表格となるのが、世界を股に掛ける強豪アイルランドのハイランドリールだ。
仏ダービーの2着馬は米国のセクレタリアトSで初G1制覇を飾ると、昨年末には香港に遠征。香港ヴァーズ(G1)に出走し、凱旋門賞2年連続2着の強豪フリントシャーを撃破して2つ目のビッグタイトルを手にした。
今年初戦はドバイシーマクラシック(G1)に出走。休み明けながらキングジョージ4世&クイーンエリザベスS(G1)の勝ち馬ポストポンド、日本最強馬ドゥラメンテ、ジャパンC(G1)2着のラストインパクトに続く4着に入線しており、改めて世界トップレベルの実力を示している。
地元香港の大将格ブレイジングスピードも当然ながら優勝候補の一角だ。昨年はステファノスを下して、このレースを制覇。そのステファノスが秋には天皇賞で2着し、ブレイジングスピード自身も香港Cでエイシンヒカリやヌーヴォレコルトと差のない3着に好走しているだけに、その実力は本物だろう。
一昨年の香港年度代表馬デザインズオンロームも怖い一頭だ。2014年はこのレースで日本のエピファネイアを下すなど、香港の英雄として活躍。暮れの香港Cも制した。昨年からしばらく低迷していたが、前走で復活のG1制覇。これまでも連勝と連敗を繰り返す波の激しい馬だけに好調時は要注意だ。
他にも古豪ミリタリーアタックも出走を表明しており、これで過去3年間のクイーンエリザベス2世Cの勝ち馬がすべて出揃ったことになる。
層の厚い地元香港勢に世界トップレベルの強豪馬。ラブリーデイら日本馬3頭の健闘を期待したいところだが、今年のクイーンエリザベス2世Cは近年稀に見るハイレベルな一戦となりそうだ。