JRA「愚行、厳罰にすべき」M.デムーロ“ほぼ”飛行機ポーズに賛否!? 知らないと損する122万馬券を演出「カラクリ」 武豊ディープモンスター&ヨーホーレイク「ダート挑戦」に騒然!? 【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。年末年始は特別編で盛り上がった【人気記事ぶった斬り!】も、今回から2022年のレギュラー連載が始動する。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!
■JRA M.デムーロ「愚行、厳罰にすべき」「体幹すごい」……東京大賞典(G1)オメガパフュームで4連覇、控えめ「ほぼ飛行機ポーズ」も賛否
デスク「Y」:いやあ、年末年始は大忙しだったねえ。お正月休暇も明けて、みんな戻ってきてくれたし、心機一転「今年もGJをお願いいたします!」って感じだねえ。
ライター「A」:そりゃ、仕事なんだから戻ってきますよ。さっそく今回の話題ですが、まずは昨年末の東京大賞典(G1)で4連覇を飾ったM.デムーロ騎手のパフォーマンスが話題になっています。
デスク「Y」:レース見た限り、得意の飛行機ポーズはやってなかったと思うけど……。
ライター「A」:飛行機“未遂”といったところでしょうか。ゴール入線直後に両手でガッツポーズしていたことに対して「危ない」という声があったみたいです。
デスク「Y」:まあ、確かに飛行機ポーズがダメっていうより、手綱から両手を離す行為に問題があるからなあ。
ライター「A」:事前に掲載された『netkeiba.com』のコラム(Road to No.1 M.デムーロ 世界一になる)では「気を付けます」って言ってたんですけどねえ。
デスク「Y」:個人的にはデムーロ騎手の飛行機ポーズはカッコイイと思うし、盛り上がるから好きなんだけど、一方で川田将雅騎手のようにガッツポーズをしないって決めてる人もいるからね。
ライター「A」:川田騎手は確か、初G1勝利を飾った際にガッツポーズをしたものの、乗っているキャプテントゥーレが骨折していたとか。
デスク「Y」:そうそう。でもキャプテントゥーレが骨折したのはレース中の可能性が高いって話だし、騎手がガッツポーズすることがどのくらい馬の負担になってるのかっていうのは、わからないんだよね。
ライター「A」:川田騎手も「ガッツポーズはするべきではない」という発想はないっておっしゃられてますね。
デスク「Y」:川田騎手みたいに馬に負担がかかる可能性があることはなるべくしないっていう考えは、馬に乗る職業として素晴らしいと思う。でも、これを絶対正義にしちゃうと、そもそも必要もないのに馬に乗るな=競馬なんかするなって話にもなる。
ライター「A」:競馬そのものが、動物愛護とかの精神からは外れているものですしね。
デスク「Y」:そうなんだよね。競馬に限らず、エンタメってのは人っていう生き物を楽しませるために存在しているわけで、人が生きるために絶対に必要ってわけじゃないんだよ。だからモラルの境界線をどこで引くのかは人それぞれで、本当の正解なんてないケースが多いんだよね。
ライター「A」:うーん、年明けからGJらしくない難しい話ですなあ。
デスク「Y」:こういうのは議論するとキリがないからねえ。もしガッツポーズが明確に馬の負担になるっていう根拠があるなら、すでにJRAが禁止しているはずだし、ルールになってない以上は各々で判断するしかないと思う。
ライター「A」:じゃあ、デムーロ騎手の飛行機ポーズも……。
デスク「Y」:あれはダメでしょ。JRAとか地方競馬からも怒られたってデムーロ騎手も言ってるし……個人的には好きなんだけど、推奨することはできません(笑)。
■JRA知らないと損する「カラクリ」が122万馬券を演出、京都金杯(G3)的中に欠かせない最重要ポイントを見逃すな
ライター「A」:次は京都金杯(G3)の話題です。昨年が122万馬券、今年も19万馬券と2年連続で荒れたレースですが、中京開催が大きなポイントになっているようです。
デスク「Y」:記事によると「前走・東京組」が有利ってことか。まあ、確かに同じ左回りで直線の長い東京と中京は共通点があるね。
ライター「A」:実際に勝ったザダル、2着のダイワキャグニー、3着のカイザーミノルは、すべて前走が東京の馬でした。なお、今回「前走・東京組」は8頭。それが1、2、3着なら上々の結果と言えますね。
デスク「Y」:マジで!? 先に言ってよ!
ライター「A」:レース当日の朝には掲載されてた記事ですよ。立場上読んでるはずなのに、読んでないデスクが悪いのでは……(笑)。
デスク「Y」:ま、まあ……その話は置いといて。でもあれしょ? 「よし! じゃあ来年の金杯はこれで一山当ててやるぜ!」って言ったら、「残念ながら、来年からまた京都開催に戻ります」ってオチなんでしょ? どうせ……。
ライター「A」:そんな負け組に朗報です。京都競馬場の再開は2023年の3月らしいですよ。
デスク「Y」:負け組言うな……って、じゃあ来年はまだ中京ってことじゃん!
ライター「A」:確定ではありませんが、中京開催が濃厚でしょうね。
デスク「Y」:ついにオレが一攫千金を得る日が来たかあああ!
ライター「A」:まあ、まだ来年の話ですけどね。果たして、覚えていられるかどうか……。(今年見逃したことは気にしないんだな)
デスク「Y」:スケジュール帳の来年の1月に「金杯は前走・東京組を買え」って書いたから絶対大丈夫! もらったも同然~♪
ライター「A」:それはよかったですねえ。(どうせ間違えて中山金杯で買っちゃうんだろなあ。さて、つっこむべきかどうか……)
■JRA武豊ディープモンスター&ヨーホーレイク「ダート挑戦」に騒然!? 昨年末OPに62頭が登録……降級制度の廃止から3年。見えてきた「歪み」とは
ライター「A」:8日に開催されるすばるS(L)に、昨年のクラシックを賑わせたディープモンスターやヨーホーレイクが登録されていることが話題になりました。
デスク「Y」:びっくりしたけど、結局2頭とも出ないみたいね。
ライター「A」:ヨーホーレイクはすばるSで、ディープモンスターは翌日のポルックスS(OP)で、それぞれ除外になってますね。前者は日経新春杯(G2)、後者は白富士S(L)が想定されているそうです。
デスク「Y」:やっぱり芝の中距離路線を行くわけか。日経新春杯は同世代のステラヴェローチェが出てくるらしいね。
ライター「A」:年明けの競馬は、伸び盛りの明け4歳の激突が1つの楽しみですよね。
デスク「Y」:(日本)ダービー(G1)の時は0.4秒差だったけど、皐月賞(G1)は0.1秒差だからね。ずっと休んでたけどヨーホーレイクが、どこまで成長してるか楽しみ。
ライター「A」:ダービーでは6番人気に推されていた馬ですからね。
デスク「Y」:でも、クロウキャニオンの産駒だったよね……。兄弟みんな早熟っていうか、重賞実績は2歳か3歳に集中してるんだよねえ。
ライター「A」:お兄さんのカミノタサハラが弥生賞(G2)を勝ってますけど、2・3着もきさらぎ賞(G3)や共同通信杯(G3)、毎日杯(G3)にチューリップ賞(当時G3)と、見事に3歳春に集中していますね。ずっとディープインパクトが付けられてることからも、期待は高いはずなんですが……。
デスク「Y」:もし日経新春杯でダメだったら、それこそダートって手もあるかな。
ライター「A」:ダートで実績がないディープインパクト産駒ですよ? ディープ付けた以上は芝に行かないと。
デスク「Y」:まあ、それは間違いないんだけど、お兄ちゃんのボレアスはディープインパクト産駒の中でも数少ないダート重賞馬だから。
ライター「A」:なるほど。通算でJRAの重賞を271勝もしてるディープインパクト産駒ですが、ダートの重賞勝利は京都開催のJBCレディスクラシック(G1)を勝ったアンジュデジールと、ボレアスのレパードS(G3)だけなんですね。
デスク「Y」:そうそう。ボレアスはジャパンダートダービー(G1)2着の実績もあるし、結局“なんちゃって”で終わったヨーホーレイクのダート挑戦だけど、個人的にはちょっと興味あったんだわ。
ライター「A」:いずれは“ガチ”のダート挑戦があるかも。
デスク「Y」:そういうこと。じゃあ、オレもぼちぼち仕事するかな。ガチで。
ライター「A」:デスクがやっと“なんちゃって”で仕事するらしいですよ~。
さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)