JRA 引退ラッシュ「被害者」C.ルメールも、川田将雅も、福永祐一も完全にお手上げ!? 「栗東移籍」決断の藤田菜七子に厳しい現実。吉田隼人「ドン詰まり」強行突破の代償は…【週末GJ人気記事ぶった斬り!】

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!

JRA 引退ラッシュ「被害者」C.ルメールも、川田将雅も、福永祐一も完全にお手上げ!? 2022年春G1の主役は「4戦連続1番人気」濃厚のあのジョッキー

ライター「A」:今月27日の高松宮記念(G1)から、いよいよ春のG1開催がスタートしますが、今年は横山武史騎手にとって熱いシーズンになりそうです。

デスク「Y」:懸念されてた重賞勝利もナミュール(チューリップ賞)で勝ったしね。でも、やっぱりC.ルメールとか、川田将雅、福永祐一が黙ってないんじゃない?

ライター「A」:もちろんそういったトップジョッキーとの戦いになると思いますが、記事にもあった通り、去年引退した馬たちの影響は大きいですよ。

デスク「Y」:あー、確かにクロノジェネシスとグランアレグリアの引退は、ルメール騎手にとっても痛いだろうなあ。福永騎手もコントレイルがいなくなっちゃったもんね。そういえば、武豊騎手のディープインパクトが引退した翌年の成績ってどうだったの?

ライター「A」:ディープインパクトの引退レースが2006年の有馬記念(G1)。翌年の武豊騎手の勝ち星は178勝から156勝に落ちてますね。さらに翌年は143勝。リーディングは獲ってますけど、やっぱり「ディープインパクト・ロス」はあったんでしょうか。

デスク「Y」:たしか、ディープインパクトで三冠した2005年が(最高記録の)212勝だったよね?

ライター「A」:そうです。そこから右肩下がりで2009年には、内田博幸騎手に抜かれてついにリーディング陥落となってます。

デスク「Y」:ということは、福永騎手も危ういんじゃ……。コントレイルって、福永騎手にとっては騎手人生の集大成的な馬じゃん。絶対「ロス」あるよ!

ライター「A」:どうなんですかね? 昨年12月の香港の落馬の影響で出遅れまし……。

デスク「Y」:ほら! それってコントレイルが引退したジャパンC(G1)のすぐ後でしょ!?

ライター「A」:それで悲しみのあまりボーッとしてたってわけですか?

デスク「Y」:心にポッカリ穴が空いちゃったんだよ!

ライター「A」:んなアホな。第一、落馬したのは香港の馬ですし、あれは誰が乗っても避けられない状況だったと思いますよ。今年も勝ち星こそ出遅れた影響が出ていますが、勝率などの数字はこれまでと遜色ないです。

デスク「Y」:いや、これは絶対「ロス」あるよ。福永騎手はここから武豊騎手みたいな大スランプに入るから、まあ見てて!

ライター「A」:わかりました。そこまでおっしゃるのなら、福永騎手がG1を勝つたびにラーメン一杯奢りで手を打ちましょう。

デスク「Y」:むむむ……よし、受けて立とうじゃないか。私の「ロス」理論に狂いはない!

ライター「A」:じゃあ、今年は全力で福永騎手の応援をします。とりあえず、全体メールで告知しておきますね。あ、フェブラリーS(G1)の勝ちはノーカンでいいですよ(笑)。

デスク「Y」:頼むううう! 武史、ルメール! お前らだけが頼りだ!!

ライター「A」:「ロス」理論どこ行った……?


JRA「栗東移籍」決断の藤田菜七子に厳しい現実、「成功例」横山典弘、吉田隼人らとの決定的な違い

ライター「A」:藤田菜七子騎手が活動の拠点を栗東に移すことが話題になっています。

デスク「Y」:それはいいことだね。最近ちょっと手詰まり感もあったし……。

ライター「A」:藤田騎手によると、関西の人脈作りが主な目的のようですね。

デスク「Y」:今年はノリさん(横山典弘騎手)が昆貢先生とのコンビで大活躍してるもんね。あと、ローカルで乗ることが多い藤田騎手にとって、関西の人脈を作るのは実は結構大きいんだよね。

ライター「A」:多少の偏りはありますけど、ローカルは関西と関東が入り乱れますもんね。“ローカル王”の吉田隼人騎手なんかは、関西の人脈が大きいって話を聞いたことがあります。

デスク「Y」:そうそう。でも、栗東移籍は藤田騎手にとって、それ以上に大きなメリットがあるんだよ。

ライター「A」:人脈作りよりもですか?

デスク「Y」:藤田騎手以外の女性ジョッキーって、みんな栗東所属じゃない?

ライター「A」:なるほど、栗東移籍で古川奈穂騎手や永島まなみ騎手、今村聖奈騎手らと仲良くなって、女性ジョッキーならではの悩み相談とかをするわけですね。そういえば、さっそく4人揃った写真が報道されてましたね。

デスク「Y」:まさに女子会ってやつだね。藤田騎手にとってもいい気晴らしになると思うし、何より女性って集団になると凄くパワーアップするじゃない?(笑)

ライター「A」:わかります(笑)

デスク「Y」:この間もカミさんの親戚が来て……。

ライター「A」:デスク、その辺でやめておきましょう。自分の身のためにも。

吉田隼人騎手 撮影:Ruriko.I

JRA吉田隼人「ドン詰まり」強行突破の代償は斜行戒告、武豊も認めた大本命馬の敗戦にファンから不満続出?

ライター「A」:先週のアルメリア賞(1勝クラス)に出走したジュンブロッサムですが、最後の直線で行き場を失う痛恨の敗戦だったようです。

デスク「Y」:クラシックを狙う素質馬にとって、この時期の躓きは痛いよね。単勝は……1.4倍か。これは痛い。

ライター「A」:鞍上の吉田隼人騎手も「もっと堂々と競馬した方が……」と後悔していたそうです。なんとか強引にでも馬群を突破しようとしたんですけど、レース後には戒告処分も下ってます。

デスク「Y」:まあ、気持ちはわかるよね。よく三冠レースを中心に、そのトライアルとかも含めて「クラシック戦線」って言うけど、このアルメリア賞みたいな条件戦も、ある意味ではクラシック戦線だよね。

ライター「A」:いわゆる負けられない戦いってやつですね。

デスク「Y」:そうそう。G1とか重賞を何勝もする馬って、いずれどこかで勝ち上がってくるんだけど、こと「賞金」って面では、早めに大きなレースに出るに越したことはないからね。

ライター「A」:あの1敗が……というケースってありますもんね。

デスク「Y」:よく大器晩成っていうか、古馬になって連勝してG1勝ったりする馬っているじゃない。例えば、去年のレイパパレ(大阪杯)とか。表上は「あの時じっくり行ったのがよかった」とか、終わり良ければ総て良し的なコメントを見かけるんだけど、じゃあ、その馬が条件戦で見せたパフォーマンスをG1の舞台で見せてたら、どれくらい稼げていたんだろうって話を馬主さんから聞いたことがあって。

ライター「A」:レイパパレはデビュー6連勝でしたから躓いたわけではないですけど、「幻の秋華賞馬」と言われるようになった一昨年の大原S(3勝クラス)のパフォーマンスを秋華賞(G1)で見せてたらってことですよね。

デスク「Y」:まあ、デアリングタクトに勝てたかはわからないけど2着、3着でも、賞金的には3勝クラスの勝ちよりも大きいからね。馬主さんにとって、そういうのが結構大きいんだよ。

ライター「A」:今年4連勝でダイヤモンドS(G3)を勝ったテーオーロイヤルも、去年の菊花賞(G1)に出走できていれば、上位争いをしていたかもしれませんし。

デスク「Y」:まあ、競馬にタラレバは付き物だけどね。でも馬のピークって限られてるから、充実期になった時にできるだけ大きなレースに出られるようにしておきたいよね。


 さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

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