JRA武豊「繰り返された愚行」に安藤勝己氏も困惑? 「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……藤田伸二氏「消極騎乗」に心中複雑【週末GJ人気記事ぶった斬り!】

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!

JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース

デスク「Y」:いやあ、すっかり春だね。暖かいどころか、暑いくらいなんだけど。

ライター「A」:お花見にでも行きたいくらいですね~。春のG1シーズンを迎えた競馬の方も、毎週熱いレースが続いています。特に先週の皐月賞(G1)では、ジオグリフがイクイノックス、ダノンベルーガら「4強」に逆転勝利。今年のクラシックは牝牡ともにハイレベルな争いが繰り広げられています。

デスク「Y」:馬券も荒れてるよね~。毎年、牡馬クラシックの勢力図は皐月賞が終わるまでわからないって言うけど、今年もどの馬が有力なのか、ようやく見えてきたね。

ライター「A」:皐月賞までは世代の中心にいたのに、クラシックが開幕したら急に名前を聞かなくなる馬って毎年いますもんね。一方で、名前の売れてなかった伏兵が一気に世代の中心になったり……。

デスク「Y」:そういう意味でも、皐月賞は毎年ホント難解なレース。記事では2002年の優勝馬ノーリーズンが取り上げられてるね。確かに、あの年の皐月賞は何回やり直しても当たらないだろなあ。

ライター「A」:前走が若葉S(OP)7着ですもんね……。それが抽選を潜り抜けて出走。これだけを見ればまず買えませんよ。

デスク「Y」:当時のノースヒルズって、まだ今みたいにG1の常連じゃなかったもんね。

ライター「A」:そういえばノースヒルズって、G1で「1枠」を引くとめちゃくちゃ強いんですよね。

デスク「Y」:それ聞いたことあるな。そういえばノーリーズンの皐月賞も1枠だったね。

ライター「A」:有名なところではヘヴンリーロマンスの天皇賞・秋(G1)ですね。あと、ビートブラックが大穴を開けた天皇賞・春(G1)も確か1枠でした。

デスク「Y」:マジか。そういえばコントレイルの皐月賞も1枠だったなあ。まあ、あれは枠に関係なく勝ったかもしれないけど。

ライター「A」:他には、やっぱり1枠が強い日本ダービー(G1)ですかね。キズナやワンアンドオンリーも1枠でした。

デスク「Y」:そう考えてみると、めちゃくちゃ多いな。これで、もし来週の天皇賞・春でディープボンドが1枠に入ろうものなら……!

ライター「A」:俄然、楽しみになってきましたね!(笑)


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ライター「A」:先週の皐月賞ですが、1番人気に支持された武豊騎手のドウデュースは、残念ながら3着に終わってしまいました。レース後には、後ろ過ぎた位置取りにファンからも疑問の声があったそうです。

デスク「Y」:自在性のある馬だから、どこから競馬するのか楽しみにしてたんだけど、まさかあんな後ろからになるとはねえ。武豊騎手としても、あそこまで後ろになるのは計算外だったと思うよ。

ライター「A」:レース後には「もう少しペースが流れるかと思ったけど……」とコメントされています。例年よりスローペースでしたが「じゃあ、早めにポジションを上げれば」という声もありました。

デスク「Y」:まあ、確かにその通りなんだけど、馬ってそんな簡単にストップ&ゴーってできないんだよね。1回ゴーサイン出すと、そのまま止まらない危険性もあるし。

ライター「A」:馬ってお利口さんですもんね。例えば1コーナーで加速すると、馬もそれを覚えて、次のレースでも、また1コーナーで加速するっていうような話を聞いたことがあります。

デスク「Y」:そうそう。ストップ&ゴーだと、C.ルメール騎手がレイデオロで勝ったダービーが有名だけど、あんなのそうそうできるもんじゃない。気性面の完成度が高かったレイデオロだからできたとも言える神業だよ。

ライター「A」:なるほど。じゃあ、この間の皐月賞のドウデュースも行こうと思えば行けたけど、先々を見据えて無理しなかったということですか?

デスク「Y」:まあ、武豊騎手に直接聞いたわけじゃないから「その通り」とは言えないけど、たぶんそうだと思うよ。先々というか、まずは次の日本ダービーに向けてだろうね。

ライター「A」:武豊騎手は若いお手馬に乗る時「点」じゃなくて、「線」で考えて騎乗されてますもんね。

デスク「Y」:そうそう。スペシャルウィークで初めてダービーを勝った時に「この馬にダービーの勝ち方を教えてもらった」って言ってたけど、今回もまさに“それ”なんじゃないかなあ。

ライター「A」:いわゆるダービーを勝つための英才教育ってわけですね。じゃあ、ダービーでドウデュースの逆転も……。

デスク「Y」:あると思うよ。下馬評では東京実績のあるイクイノックスやダノンベルーガが人気すると思うけど、ドウデュースがリベンジを果たして、武豊騎手の皐月賞の“我慢”が実を結ぶといいね。

元JRA藤田伸二氏「消極騎乗」に心中複雑、ドウデュースが一番強いと評価も…「物足りなさ」の原因は武豊とは別の騎手?

ライター「A」:お次も皐月賞の話題ですが、今年は珍しくスローペースになったことで、レースを見守った元JRA騎手の藤田伸二さんも物足りなさを感じていたそうです。

デスク「Y」:前半の1000m通過が60.2秒だっけ?

ライター「A」:稍重で行われた昨年の60.3秒とほぼ同じですし、同じく稍重だった一昨年の59.8秒よりも遅いペースでした。藤田さんは逃げ候補だったデシエルトが、積極的にハナ争いをしなかったことに不満があったようですね。

デスク「Y」:岩田康誠騎手が乗ってたからじゃないの? 色々あったし(笑)

ライター「A」:いやいや、兄貴はそんな心の狭い人間じゃないですよ(笑)。この間も岩田康騎手の騎乗を褒めてましたよ。

デスク「Y」:まあ、それはさておき、スタートで躓いたのが痛かったね。逃げ馬にとってはスタートが命だもん。

ライター「A」:どうやら霜降り明星の粗品さんの本命だったとか……。

デスク「Y」:なるほど、それで粗品の「呪い光線」がデシエルトに直撃したと。わかるわあ、それはしゃーない……ってそんなわけあるかい!(笑)

ライター「A」:いやあ、でもあそこまで外し続けるって逆に凄いですよね。

デスク「Y」:藤田さんが文句を言うべきは、岩田康騎手じゃなくて粗品ってことだな。


 さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

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