【桜花賞(G1)展望】ソウルスターリング「完全1強」で迎える桜決戦! 最大のライバルは好調デムーロを背にする「雅」なアイツ!?
しかし、この馬が世代のトップクラスにいることは明らか。余裕残しで挑んだ前走から本番に向かって状態を高め、今度こそ”宿敵”を打ち倒し世代の頂点に立ちたい。桜花賞5勝を誇る武豊騎手に逆転の秘策はあるのか、腕の見せ所だ。
そのリスグラシューにチューリップ賞で先着を果たし、見事桜花賞の切符をつかみ取ったのがミスパンテール(栗東・昆貢厩舎)だ。
昨年7月のデビュー戦を快勝して以来のレースだったため、前走のチューリップ賞では単勝52.5倍の7番人気に留まっていた本馬。しかし、中団からソウルスターリングを上回る上がり最速の末脚を繰り出すと、実力馬リスグラシューに競り勝って2着を確保した。突如現れた新星が、堂々と桜花賞へ駒を進める。
前走が半年以上の休み明けだったために上積みは必至。ベテランの四位洋文騎手とともに、前走がフロックでなかったことを証明したい。
他にもフィリーズレビュー(G2)を快勝したカラクレナイ、フェアリーS(G3)とアネモネS(OP)を連勝中のライジングリーズン、阪神JF3着のレーヌミノルなど伏兵陣も、伏兵として扱うのがもったいないほどの実力馬がズラリ。
果たして、ソウルスターリングの「1強状態」を打ち砕く存在は現れるのだろうか。それとも、無敵の2歳女王がまたも父のように連勝記録を更新するのか。例年にない盛り上がりを見せる第77回桜花賞は、9日(日)の15時40分に発走予定だ。