GJ > 競馬ニュース > 【天皇賞(G1)回顧】  > 2ページ目
NEW

【天皇賞(G1)回顧】武豊のキタサンブラックがディープインパクトのレコードを破って連覇達成!サトノダイヤモンドとの「世紀の対決」を制し現役最強宣言!

【この記事のキーワード】, ,

 大歓声の正面スタンド前を通過し、向正面に入る。ヤマカツライデンの勢いは留まらず、15馬身程度となったこともあってスタンドからはどよめきが上がった。隊列は縦長のままで大きな変化もなかったが、残り1000mを通過したところでいよいよヤマカツライデンが一杯になり始めたのか、キタサンブラックとの差がみるみる詰まっていく。

 勝負どころの淀の坂を迎え、残り800mを切ったところで後続のペースが一気に上がった。

 キタサンブラックが動いたことによって、後続が連動するようにペースを上げたのだ。残り600mで縦長だった一気に馬群が凝縮し、シュヴァルグラン、サトノダイヤモンドといったところが先頭を射程圏に入れるところまで押し上げた。

 だが、主導権を握っているのはヤマカツライデンを馬なりのまま交わして、先頭に躍り出たキタサンブラックだった。

 キタサンブラックが先頭のまま最後の直線へ。早めに取りつこうとしたシュヴァルグランが必死に食い下がるが、差が一向に縮まらない。そこに外からサトノダイヤモンド、内からアドマイヤデウスが襲い掛かるが、こちらもキタサンブラックが作り出した厳しいペースについていけず、並びかけることさえできない。

 強かった。残り400mはキタサンブラックが「現役最強」であることを証明するためだけにあるような、あまりにも圧巻で、あまりにも壮絶なクライマックスだった。

「さすがに最後は一杯一杯でした。この馬しか耐えられないペースだし、本当にタフなレースになった」

 勝利騎手インタビューに応じた武豊騎手は喜びを爆発させるというよりも「天皇賞・春の連覇達成」という最高の結果をもって責任を果たした充実感が見て取れた。

【天皇賞(G1)回顧】武豊のキタサンブラックがディープインパクトのレコードを破って連覇達成!サトノダイヤモンドとの「世紀の対決」を制し現役最強宣言!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  2. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  3. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  4. 横山和生「謎」の降板にファンから賛否の声…朝日杯FSで無敗の主戦に非情采配
  5. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  6. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  7. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  8. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  9. 川田将雅「ルメール封殺」に絶賛の声! NHKマイルCを含む11戦8勝「川田祭り」で帰ってきたライバルに強烈な復帰祝い
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶