斎藤佑樹、ゴールドシップ「急接近」も戦々恐々!? ウイニングチケットも登場

撮影:Ruriko.I

 かつて「ハンカチ王子」として一世を風靡した斎藤佑樹さんが、競馬ファンの間で話題になっている。

 2010年にドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団し、昨年プロ野球選手を引退した斎藤さん。現在は実業家として活躍しているが、本人が「競馬場に行ったことがなかった」と話している通り、こと競馬に関してはこれまで接点がなかった。

「SNSでも『ついに競馬界に進出か』『競馬で楽しそうにしてくれてるのが嬉しい』と話題になっていましたね。斎藤さんと同世代のライバルとして甲子園を沸かせた田中将大投手(現・楽天イーグルス)は、これまで有馬記念(G1)のプレゼンターを務めるなど大の競馬好きとして知られています。斎藤さんも今回を機に競馬番組で活躍するシーンが増えるかもしれませんし、いつかマー君(田中投手)との共演も見てみたいですね」(記者)

 そんな斎藤さんはUHB北海道文化放送が手掛けた『人馬一生』という番組に出演。カメラ片手に競走馬の一生を追う番組は50分という充実した内容になっている。現在UHB北海道文化放送の公式YouTubeに動画がアップされているので、興味のある方はぜひご視聴いただきたい。

 引退後、趣味が高じて写真展まで開催するほどカメラにハマっている斎藤さんが最初に訪れたのは、北海道の三嶋牧場だ。昨年の安田記念(G1)を制したダノンキングリーを生産した名門で、現在もメイショウハリオ(帝王賞)、テーオーロイヤル(天皇賞・春3着)の兄弟などが重賞戦線で活躍している。斎藤さんが撮影した仔馬の中には、この兄弟の下にあたるメイショウオウヒの2022(父ブリックスアンドモルタル)の姿もあった。

 生まれたばかりの仔馬と触れ合った斎藤さんが次に向かったのは、JRAの日高育成牧場。JRAがセリで購入した幼駒に馴致を行う施設であり、2歳になったところでブリーズアップセールなどに上場される。これまでの活躍馬には古くはオークス(G1)を制したイソノルーブル(抽選馬)が有名で、2008年にはセイウンワンダーが朝日杯フューチュリティS(G1)を制して2歳王者に輝いている。

 その後、門別競馬場でレースを観戦し“競馬場デビュー”を果たした斎藤さん。競馬ファンの間で最も話題になっていたのは、次に向かったビッグレッドファームだ。

「マイネル軍団の総本山として知られるビッグレッドファームですが、斎藤さんのお目当ては競走馬を引退した種牡馬。中でもゴールドシップは以前から知っていたらしく『初めて東京に来て有名人を見た気持ち』と話されていました。現役時代の体脂肪率を聞いて『野球選手でもそんなに低い人いないですよ』と驚かれていましたね」(同)

ゴールドシップ「急接近」に戦々恐々!?

 一通り撮影を終えた後、記念に並んで写真を撮ろうということになったが、ゴールドシップといえば現役時代にはヤンチャとして有名だった馬。関係者を手こずらせた様々なエピソードに溢れる個性派だ。

 現在はすっかり大人しくなったようだが、これには斎藤さんも『めちゃめちゃ怖い』と及び腰。“微妙”な距離感で記念撮影を終えた後、触ってみれば?と誘われたが『これはちょっと怖いわ……』と断念しているシーンが印象的だった。

 他にも功労馬のコスモバルクがピックアップされたり、最後に訪れたうらかわ優駿ビレッジAERUでは1993年のダービー馬ウイニングチケットが存命する最高齢のG1馬として紹介されるなど、番組は競馬に詳しいファンでも見応え十分の内容だった。

 最後には「良い写真を撮りたいくらいの気持ちで来ましたが、馬と人との関係についてすごく勉強できた。とても楽しかったです」と充実感を語っていた斎藤さん。今後は競馬番組でその姿を見るシーンが増えるかもしれないだけに楽しみだ。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS