真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.01 09:21

デムーロ騎手の「鬱憤」が爆発寸前!? 最大のライバル・ルメール騎手の「大記録阻止」へ完璧にKOされた「あの時」の雪辱を果たす!
編集部

先週の日本ダービー(G1)でJRAに所属する2人の外国人騎手の明暗は大きく分かれた。
歴史に残る超スローペースを読み切り、道中で果敢にポジション上げていったC.ルメール騎手は、見事その作戦が功を奏して初の日本ダービー制覇。その一方で1番人気のアドミラブルに騎乗していたM.デムーロ騎手は最後まで動けず3着に追い上げるのが精一杯だった。
すでに3週連続G1制覇と、この約1カ月は「ルメール祭り」のような状況。今週の安田記念(G1)も1番人気が濃厚なイスラボニータに騎乗と前途洋々なフランス人騎手に対して、デムーロ騎手は2週連続G1で3着と煮え湯を飲まされ続けている。
すでに「獲得濃厚」といわれていたリーディング争いでも、”同期”にして最大のライバルにわずか3勝差まで追い上げられているデムーロ騎手。重賞を面白いように勝ちまくっていた一時の勢いはなく、まさに「落ち目」といった状況だ……。
だが、このような逆境から一気に噴火するのがデムーロ騎手の特徴でもある。
先述したように今週の安田記念では、ルメール騎手の「前人未到の大記録」となる4週連続G1制覇が懸かっている。だがそういえば2年前の12月、JRA全G1制覇という同じく「前人未到の大記録」が懸かった武豊騎手の朝日杯フューチュリティS(G1)でその夢を打ち砕いたのが、リオンディーズに騎乗していたデムーロ騎手だった。
最後の最後、ゴール寸前で交わされた武豊騎手は「空気の読めない外国人が……」と嘆き節。こういった世間の注目が高いビッグイベントになればなるほど燃えるデムーロ騎手の真骨頂が出たレースだった。
ならばこそ、今週もまったく空気を読む必要はない。第一、ルメール騎手には大きな”借り”を貸したままである。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
関連記事
武豊とエアスピネルは何故マイルで勝てないのか? 大目標・安田記念(G1)に向け「追い詰められた陣営」によって失われた最大の武器
安田記念(G1)ステファノスはキタサンブラック×武豊の最強タッグに「白旗宣言」!? 新天地のマイル路線で初タイトル奪取の課題は…
JRAが安田記念(G1)大改革も関係者は無関心!? スターホースの国外流出を懸念しながらも、積極的に海外競馬との提携を図る「狙い」とは
安田記念(G1)イスラボニータに揃った生涯最高の「条件」3年ぶりのG1制覇へ「他界」した大先輩ヤマニンゼファーから受け継ぐ名マイラーの系譜
【安田記念(G1)展望】超新星グレーターロンドン参戦なるか!復活を遂げたイスラボニータ、武豊の期待に応えたいエアスピネルなど大混戦のマイル王決定戦!