安田記念は海外からの刺客に要注意! 過去の好走例から今年の2頭を占う。そして買うべき穴馬を発見!
いよいよ週末には六週連続G1レースを締めくくる春のマイル王決定戦・第67回安田記念が行われる。
今年は香港から二頭の外国馬が参戦するが、この安田記念は秋のジャパンカップと並ぶ日本を代表する国際レースの一つ。日本にはジャパンカップや安田記念以外にも毎日王冠やエリザベス女王杯などの国際レースがあるが、ジャパンカップと安田記念以外は外国馬の参戦がほとんどなくその体をなしていない。
近年日本馬の海外遠征が積極的に増えていく中これは寂しいことではあるが、この時期は各国にビッグレースもありやむを得ないと言えるだろう。
またジャパンカップは国際招待競走なのでJRAが輸送費やスタッフの滞在費などを負担するが、それ以外のレースは関係者の自腹であり、輸送や滞在に関する金銭的な負担も大きい。
それだけに「観光気分」で来日するジャパンカップと違い、安田記念に出走する馬は「ガチ」の勝負馬がほとんどだ。以前はヨーロッパからの出走馬もいたが、今や海外レースの日程的に世界中から参戦を期待するのは難しく、事実上近場の「香港勢」との一騎打ちという状況になっている。
過去に安田記念に出走した外国馬は50頭。そのうち香港馬は34頭で、2005年以降の27頭はすべて香港馬だ。その34頭の成績は[2.2.1.30]で勝率5.8%、連対率11.8%、複勝率14.7%という成績。なお2009年から昨年まではすべて馬券圏外に敗退しており、日本馬が圧倒的優位な状況にある。