エピカリスに重大な心配!? 最大のライバル回避でチャンス到来だが……
今週末10日(土、日本時間11日朝)に、ニューヨーク州のベルモントパーク競馬場で開催される米国クラシックのベルモントS(G1、ダート2400m)。出走予定の日本馬エピカリス(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)には優勝の期待がかかる。
「10年に1頭の逸材」と評されるエピカリスには、早くから優勝の期待がかけられていた。しかし、レースを目前に控えた日本時間9日、同馬にアクシデントが発生したと「日刊スポーツ」が伝えている。
記事によれば、エピカリスの右前脚の歩様に違和感があったと所有するキャロットクラブが公式HPで発表したという。だが、蹄のケアが行われ、消炎剤も投与された結果、すでに症状は緩和。出走には問題なさそうな状態だといわれている。
この突然の不穏な情報に対し、日本のファンからは「終わった……」「運が悪かった」などと諦めにも似たコメントや「怪我してるなら回避してほしい」「無事に帰ってきてもらいたい」といった意見がネット上では散見されている。
「今回のレースは、出走を予定していた有力馬の1頭であるクラシックエンパイアが右前脚の膿瘍で回避すると報じられていました。ライバル不在、また、同馬が現地主催者発表の予想オッズで2番人気(6日の時点)に推されていることもあって、優勝に対する期待は膨らんでいる状況。そんな中での報道に悲観する気持ちもわかりますよ。ですが、歩様の違和感がきっかけで重大な疾患が見つかった例も多々あります。陣営は出走させる意向のようですが、さらなる悲劇的なトラブルに見舞われなければいいのですが……」(記者)
歴史的偉業を達成する可能性もあったエピカリスに訪れた思わぬアクシデント。陣営は最終的にどのような決断を下すのだろうか? できうることならば、レース後に誰も後悔することがない決断を望みたい。