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【紫苑S(G2)予想】ヒップホップソウルは不安材料ありで押さえまで!馬場悪化も見込んでパワーのある穴馬をチョイス

【紫苑S(G2)予想】ヒップホップソウルは不安材料ありで押さえまで!馬場悪化も見込んでパワーのある穴馬をチョイスの画像1

 今回はいよいよ秋競馬本番を感じさせるレース。秋華賞(G1)トライアルで今年からG2に昇格した紫苑S(G2)を予想していく。

 先週の振り返り。まず札幌2歳S(G3)は「△」セットアップが4馬身差をつける圧巻の逃げ切り勝ち。3着に「◎」ギャンブルルームが来たところまでは良かったが、2着がノーマークのパワーホール。新馬戦の持ち時計がイマイチだったので検討外にしたのだが、この好走は想定外だった。

 新潟記念(G3)は「△」ノッキングポイントが粘り勝ち。2着も新潟記念巧者を証明した「◎」ユーキャンスマイルまではよかったが、3着のインプレスはノーマーク。さすがにこれは予想外の好走だった。

 予想に戻ろう。

 いつも通り、過去10年で馬券に絡んだ30頭の前走データを見ていきたいところだが、紫苑Sは重賞格上げが2016年の話なので、今回は過去7年で馬券に絡んだ21頭の前走データをチェックしたい。

オークス 12頭
条件戦(1勝クラス) 3頭
かもめ島特別(2勝クラス) 2頭
フローラS、ニュージーランドT、ラジオNIKKEI賞 各1頭
条件特別(2勝クラス) 1頭

 となっている。

 前走最多はオークス組になっているが、オークス(G1)好走馬が足慣らしの1戦にしているより、敗退してここで秋華賞の権利を取りに来たケースの方が多い。前走重賞組は足慣らし感が強く、それ以外は夏を戦ってとにかくここで秋華賞への切符を手にしたい馬となる。ただ、傾向としては実績のある馬の方が有利。

 続いて人気順の成績を見てみよう。

1番人気 3-1-1-2
2番人気 3-1-0-3
3番人気 0-1-1-5
4~6番人気 1-3-3-14
7~9番人気 0-0-1-20
10番人気以下 0-1-1-50

 となっている。

 7年分のデータなのでパッと見わかりにくいが、1番人気と2番人気は健闘している。両方が馬券圏外に飛んだのは20年の1度きりなので、それなりに信用はできそう。人気馬に中穴が絡んで決着というケースが多いが、その一方で20年、21年は10番人気以下の人気薄が突っ込んできているので注意したい。

 そして、週末の天気が怪しい。開催当日はおそらく1Rから晴れになると思われるが、その前日には台風接近の影響でほぼ終日雨の予報。当日も早朝は雨の降る時間帯がありそうで、良に回復するかどうか微妙なライン。また、仮に良まで回復してもメインまではレースがあるわけで、馬場が荒れるのは避けられない。今回はこの辺も考慮しつつ予想を進めていきたい。

【紫苑S(G2)予想】ヒップホップソウルは不安材料ありで押さえまで!馬場悪化も見込んでパワーのある穴馬をチョイスの画像2
キミノナハマリア 撮影:Ruriko.I

 これを踏まえて「◎」は5番キミノナハマリアとする。

 前走はHTB賞(2勝クラス)。スムーズにスタートを決めるとそのまま先行勢を前に見る3番手につけて追走。直線に入って逃げ馬を捕まえに行くが、後ろから来た馬にまとめて交わされて3着に終わった。立場は1勝クラスのままなので、前走で賞金を加算したかったところだが、それも叶わなかった。

 この馬は新馬戦と前走で重馬場を体験しているが、1着、3着と好成績を挙げている。2000mの持ちタイムも正直なところ大したものではないのだが、馬場が荒れることが想定されるなら歓迎のはずだ。

「○」は穴っぽいところで10番ソレイユヴィータを挙げる。

 前走は松島特別(2勝クラス)。好スタートを切ると逃げ馬を前に行かせて、2番手につけて追走。直線で逃げた馬を交わし、そのまま引き離して勝利した。

 目下3連勝中の本馬はある意味珍しい戦歴の持ち主。デビュー戦を阪神で走って以降残りの4戦はすべてローカルで走っており、中央4場での経験がほぼない。今回は中山の小回り2000mなので、直線の坂で何が起こるかは未知数だ。だが、稍重と重をこなしているので重適性は十分ある。3連勝の勢いを買って対抗とした。

「▲」は穴馬、6番フィールザオーラを推す。

 前走は7月福島で芝1800mの1勝クラス。外枠から好ダッシュしてハナを奪い、直線に入っても後ろを離して逃げ切り勝ち。良馬場なら1分58秒台の決着も珍しくないこのレースだが、時計がかかる馬場になりそうなら出番があるのではないか。連勝はどちらも逃げ切り勝ちだっただけに、今回もできれば前に出て自分のペースで競馬したいところ。同型馬が少ないこともあり、上手く立ち回れば勝ち負けもあるのではないか。

「△」は15番エミューと3番ヒップホップソウルの2頭とする。

 どちらも前走はオークスで後ろからの競馬をしているが、ヒップホップソウルの方が少し前で追走。直線でヒップホップソウルは上がり3位の脚で猛然と追い込んで来たが、5着にハナだけ届かず6着、エミューは直線で力尽きて13着に大敗している。

 ヒップホップソウルは、1番人気に推されたフェアリーS(G3)では向正面で不利を受けたこともあってか11着に大敗。人気を落としたフラワーC(G3)で2着に入ってオークスへ。オークスもスタートで不利があったにもかかわらず、6着まで追い込んで来たのは大健闘と言っていいだろう。

 一方、エミューは5戦目のデイジー賞(1勝クラス)を勝つと、そのままフラワーCも連勝。桜花賞(G1)にも出走したが、オークス同様二ケタ着順の大敗で終わっている。両馬ともフラワーCで不良馬場を経験しており、荒れた馬場は問題なかろう。

 ということで今回は3番、5番、6番、10番、15番の5頭で3連複BOX10点勝負とする。人気しそうな馬を2頭押さえてみたが、抜けた馬がいないのでおそらく人気は割れるはず。当たれば、それなりの配当がつくのではないだろうか。

トーラス神田

トーラス神田

オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

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