【宝塚記念(G1)展望】大本命・武豊キタサンブラックが「凱旋門賞制覇」に向け出陣! 現役最強馬による「春古馬三冠」の大偉業達成なるか!?
潜在能力だけならシャケトラ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)の逆転があっても驚けない。
3月の日経賞(G2)でゴールドアクターやディーマジェスティといったG1馬を撃破して重賞初制覇を飾ったシャケトラ。6戦4勝2着1回3着1回という準パーフェクトで挑んだ前走の天皇賞・春では「2強」に続く3番人気推されたが9着に惨敗している。
だが、スタートで出遅れて道中でも掛かり通したレース内容は、キャリアの浅さが出てしまっただけで情状酌量の余地は充分。距離が1000m短くなるのは明らかなプラスで、C.ルメール騎手を確保できた点も大きい。巻き返しの材料は揃っており、逆転勝利を含めまだ見限るのは早計だ。
梅雨時に行われる宝塚記念だけに、昨年のような雨は付き物。その「天」さえ味方に付けば「世界最高レベル」の力を持っているのがサトノクラウン(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。
昨年末の香港ヴァーズ(G1)では、当時の世界最強の一角ハイランドリールを撃破する大金星を上げたサトノクラウン。馬場が渋るなどして時計が掛かる状態になった時の強さは、世界でも指折りの存在といえるだろう。