レイデオロ「全弟」がついにデビュー!オークス&日本ダービー「W制覇」クラシックの主役を務めた藤沢和雄厩舎は「2歳馬」も超良血揃い!
2017年のクラシックの「主役」は、間違いなく美浦の藤沢和雄厩舎だろう。
昨年末にサトノアレスとソウルスターリングで最優秀2歳馬を両獲りした勢いは、今年になっても健在。期待の大本命ソウルスターリングがオークス(G1)を勝っただけでなく、レイデオロが悲願の日本ダービー(G1)を制覇するなど、厩舎にとってもメモリアルなシーズンとなった。このまま順調にいけば、最優秀3歳馬の独占も夢ではない状況だ。
まさに名門復活といった印象だが、今年の2歳馬のラインナップを見れば、その勢いは今シーズンだけに留まりそうもない。
特に藤沢和雄調教師が熱い視線を送っているのが、今年の日本ダービーを制し世代の頂点に立ったレイデオロの全弟にあたるレイエンダ(牡2歳・父キングカメハメハ)だ。
「この時期のレイデオロよりも、たくましさがある」と師が話す通り、兄は10月デビューだったが、こちらはすでに入厩済み。ゲート試験もパスしており、30日の札幌(芝1800m)でのデビュー戦が予定されている。なお、鞍上は兄の主戦も務めるC.ルメール騎手になりそうだ。
「(追い切りの)動きは良かった。この血統はみんな走るのが好きだし、やる気は十分。現時点ではお兄ちゃんより動きやすい体形をしている。デビュー前に一度函館に入れて、直前は札幌の本馬場で追いたい」と『スポーツ報知』の取材に対して今後の展望を語った藤沢調教師。厩舎のエース候補が、まずは順調な滑り出しとなりそうだ。
そのレイエンダと同じように順調なのが、2014年のフラワーC(G3)を始め、重賞を3勝しているバウンスシャッセの半弟フラットレー(牡2歳、父ハーツクライ)だ。