絶好調「ベラジオ軍団」が東西重賞ジャックに挑戦!ベラジオボンド、ベラジオオペラがスタンバイ…「快進撃」支える新進気鋭の調教師の存在
先週の開催を終えた段階で既に8勝を挙げ、調教師リーディングでトップに立っている杉山晴紀厩舎。開業9年目ながら年々存在感を増し、昨年はついにリーディングトレーナーの栄誉も獲得した。
先月28日には京都のシルクロードS(G3)をルガル、東京の根岸S(G3)をエンペラーワケアで連勝し、同日に東西重賞ジャックの離れ業にも成功。今後も目を離せない存在となりそうだ。
そんな杉山晴師に負けじと奮闘しているのが、今年で開業6年目を迎えた上村洋行調教師だ。ファンにとっては、かつて稀代の快速馬サイレンススズカに騎乗し、スリープレスナイトとのコンビで2008年のスプリンターズS(G1)を優勝した騎手と説明した方が早いかもしれない。
絶好調「ベラジオ軍団」が東西重賞ジャックに挑戦!
ウィリアムバローズで1月の東海S(G2)を制して今年の初重賞勝ちを決め、今週末の京都記念(G2)にベラジオオペラ、共同通信杯(G3)にはベラジオボンドをスタンバイさせている。
前者は昨年の日本ダービー(G1)で4着に入り、同年暮れのチャレンジC(G3)で重賞2勝目をゲット。今年の飛躍を期待されている素質馬だけに、メンバーが手薄なここでさらに重賞タイトルを上乗せしたいところである。
後者については、キャリアは新馬勝ち1戦のみとはいえ、その内容に能力の高さを感じた。スローペースで流れたレースのため、勝ちタイムは目立たないものの、メンバー最速となる上がり3ハロン33秒9の切れ味で2着馬を3馬身突き放す大楽勝だった。
今回の相手は、朝日杯フューチュリティS(G1)を優勝のジャンタルマンタル、同2着のエコロヴァルツと相手関係が一気に強化されるものの、1勝馬をあえて強敵の集まる共同通信杯にぶつけてきたからには、勝算があってのことだろう。
7日に行われた追い切りでも栗東の坂路で4ハロン55秒7-ラスト1ハロン12秒2を馬なりでマークして併せ馬で先着。重で力のいる状況だったことを考慮すれば、十分なパフォーマンスだったのではないか。
また、ベラジオオペラとベラジオボンドを所有する「ベラジオ軍団」の林田祥来オーナーも最近の中央競馬で知名度を上げている注目の馬主。所有馬の情報をYouTubeの『ベラジオちゃんねる』で発信しているように、情報を知りたいファンに対するサービス精神も旺盛だ。ベラジオ軍団と上村調教師の蜜月関係については、本サイトの特別インタビューでも紹介しているので、興味のある方はご覧いただきたい。
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