通算300勝リーチから現在「137連敗中」……武士沢友治騎手がお手馬マルターズアポジーに七夕賞(G3)へ是が非でも出走してほしい「理由」

 また、惜しくも届かなかった……。

 先週日曜の福島7Rの未勝利戦のことだ。武士沢友治騎乗の2番人気シングンマイケルは最後の残り200m、いや残り10mまで先頭だったが、最後の最後で勝ち馬にクビ差だけ交わされてしまった。

 今年の2月に小倉大賞典(G3)を勝ってJRAの通算勝利を299勝とし、300勝にリーチを掛けた武士沢騎手。だが、そこから約5カ月勝ち星がなく、現在137連敗中(JRAのみ)……先日の2着は5度目となる。

 ただ、そんな悩める武士沢騎手に今週はまたとないチャンスがやってきた。9日開催される七夕賞(G3)に自身の、いや、”自信”のお手馬マルターズアポジーが登場するからだ。

 実は、2月の小倉大賞典で通算300勝に王手を掛けたのもマルターズアポジーでの勝利だった。また、七夕賞が行われる福島芝2000mは、昨年11月の福島記念(G3)を制した条件。それも今回の最大のライバルにして1番人気が予想されるゼーヴィントを完封した舞台でもある。

 福島記念の時に1kg差あったハンデこそ、今回は逆に0.5kgマルターズアポジーの方が背負っているが、それで前回の1馬身1/2差がひっくり返るとは限らない。武士沢騎手としても現状、唯一の重賞勝ち馬となるお手馬だけに、是が非でも結果を残しておきたいところだろう。

 ただ、唯一気掛かりなのが57.5kgというトップハンデを背負わされたことだ。

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