GJ > 競馬ニュース > .横山3年連続「ポツン」  > 2ページ目
NEW

横山典弘騎手が七夕賞(G3)で3年連続の「ポツン」……”お馴染み”の最後方待機から一昨年は「早め進出」昨年は「イン突き」そして今年は……

【この記事のキーワード】, ,

 これにはスズカデヴィアスの馬券を握り締めていたファンからもため息が漏れたはずだ……いや、横山典騎手の馬券を買った時点である程度”リスク”を承知していたのかもしれない。

 何故なら、横山典騎手の極端な最後方待機「ポツン」は、この天才的な感性を持つ名手の代名詞でもあるからだ。

 単勝11.3倍のマジェスティハーツで挑んだ昨年の七夕賞。レースでは、メイショウナルトが一発を狙って果敢に逃げを打った。外連味のない逃げを見せ、後続集団を3馬身、4馬身と突き放していく。

 だが、そんなメイショウナルト以上に集団をぶっちぎっている馬がいた。それこそが横山典騎手が騎乗したマジェスティハーツだった。

 あの「武豊以上の天才」といわれることもある関東の名手は「直線の短い福島で、ここから一体どうするのか」と思わず考え込んでしまう大胆な位置取り。集団からは5馬身ほど離された、堂々の最後方待機である。つまり、正しくは「ぶっちぎっている」ではなく「ぶっちぎられている」ということだ。

 結局、最終コーナーで大胆にインを突いたマジェスティハーツと横山典騎手だったが、最後方から追い上げるのに福島競馬場の直線はあまりにも短すぎた。12着大敗である。

 当時は「何故、もっと早く動かない」とネット上を中心に不満の声も聞かれたが、実は同じく最後方待機から勝負所で果敢に上がっていた前年のヒラボクディープで惨敗していただけに、横山典騎手としては思うところがあったのかもしれない。

 この2年連続の最後方待機を経て挑むこととなった今年の七夕賞。そもそも最後の直線が300mもない福島競馬場で、3年連続最後方待機をする必要はまったくなさそうだが、あえてそこには目をつぶり「それこそが横山典騎手」と納得したい。

横山典弘騎手が七夕賞(G3)で3年連続の「ポツン」……”お馴染み”の最後方待機から一昨年は「早め進出」昨年は「イン突き」そして今年は……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  2. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  3. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  4. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  5. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  6. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  7. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  8. クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
  9. 武豊「16戦1勝」でもノットゥルノで存在感!ボンドガールは不完全燃焼も…藤岡康太のバトン引き継ぐナミュールとリベンジへ
  10. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声