【函館記念(G3)展望】武豊ステイインシアトルとサトノアレスに要注目。重賞でも2歳王者の貫禄をみせられるか!?


 その中でも、鳴尾記念(G3)からの出走となるステイインシアトル(牡6、栗東・池江厩舎)が最有力だろう。スマートレイアーやバンドワゴンなどの骨のあるメンバーが揃った前走では、スタートを決めて先手を奪うと、その後も後続の追撃をしのいで嬉しい重賞初勝利。初めての函館競馬場のレースとなるので洋芝への適性は未知数だが、前が有利となる小回りコースでのこの馬の先行力はとても魅力的な要素といえる。2歳王者をねじ伏せて重賞を連勝することはできるだろうか。

 今年の中山金杯(G3)勝利のツクバアズマオー(牡6、美浦・尾形厩舎)も十分に勝ち負けを争える。中山記念(G2)、日経賞(G2)では苦戦を強いられているが、G3となればもちろん有力馬として名前をあげたい。函館競馬場は8戦して掲示板を外したことが無い得意の舞台と言えるコース。ローテーションは違うが今年も期待したい。また、昨年の函館記念(G3)では3着と好走しているだけ今年にかける意気込みは大きいはず。このところ惨敗が続いていたがここで再浮上のきっかけを掴んで欲しい。

 このほかでは昨年の函館記念(G3)を勝利したマイネルミラノ(牡7、美浦・相沢厩舎)や、AJCC(G2)、金鯱賞(G2)で好走しているルミナスウォリアー(牡6、美浦・和田厩舎)などにもチャンスはあるだろう。

 残り2週となった函館競馬場で行われる函館記念(G3)。今年は昨年の2歳王者が参戦することで例年以上にその注目度が高くなることだろう。期待の集まるサトノアレスはG1勝利の実績に恥じないレースぶりを見せることができるだろうか。レースは16日(日)15時25分に函館競馬場で発走予定となっている。

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