千直女王・藤田菜七子「超高速スタート」で14番人気2着の激走!「すごく頑張ってくれました」不利な内枠を覆して16万馬券演出

千直女王・藤田菜七子が16万馬券演出!
19日、新潟競馬場で行われた韋駄天S(OP)は、1番人気のチェイスザドリーム(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)が勝利。昨年のカペラS(G3)2着の実力馬は今回が初の芝挑戦となったが、一発回答で新たな境地を切り開いた。
2番人気のファイアダンサーが3着となり、上位人気がしっかりと結果を残した一戦だったが、三連単は16万2450円と10万馬券超えの大荒れ。
その立役者となったのが、14番人気の下馬評を覆して2着に好走したマウンテンムスメ(牝6歳、美浦・天間昭一厩舎)と藤田菜七子騎手だ。
千直の女王が魅せた。レース後、チェイスザドリームの丸山元気騎手が「枠が良かった」と7枠13番を勝因に挙げたように、基本的には外枠が有利な新潟・芝1000m。マウンテンムスメは3枠5番と決して恵まれた枠ではなかったが、抜群のスタートダッシュで大きくリードを奪うと、積極的に外側へ切り込んでいく競馬。そのまま外ラチの先頭という絶好のポジションを確保すると、最後まで勝ち馬に抵抗して見せた。
「レース後に、藤田騎手も『ゲートが本当に速い』と話していましたが、抜群のスタートでしたね。一見すると、マウンテンムスメ自身の加速の速さが際立ったレースに見えますが、一昨年のルミエールオータムダッシュ(L)で2着してから、新潟・千直で3戦連続惨敗していた馬。(14番人気で2着した)最大の要因は、その馬のダッシュ力を活かしきった鞍上の思い切りの良さだと思います」(競馬記者)
実際に、JRAの全競馬場の中でも新潟を得意にしている藤田騎手だが、JRA通算163勝(20日現在)の内、新潟・芝1000mだけで12勝と特に相性がいい。よく人気薄を持ってくることでも知られており、今回のマウンテンムスメだけでなく、昨年も2度二桁人気で馬券圏内を賑わせている。
「しっかりと反応してくれましたね。すごく頑張ってくれました」
レース後、そう相棒のマウンテンムスメを称えた藤田騎手はこの日、勝利こそなかったものの7番人気、4番人気、そして韋駄天Sの14番人気で3度目の2着。今年7回の2着の内、3回を1日で記録している。今年はここまで3勝と苦戦が続くが、得意の新潟で調子が上がってきた印象だ。
PICK UP
Ranking
23:30更新
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- 武豊の次に「上手い」のはアキヤマ!?「世界No.1」のR.ムーア騎手が「上手な日本人騎手」として武豊騎手の次に挙げた”意外”な名前
- JRAノーザンファーム時代終焉へ「16億円」大勝負の“答え”が今週末に!? 「33億円の悲劇」から26年……日高関係者の“命運”を背負った良血がついにデビュー!
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- 最強社台グループに「侍」が挑戦状!? 苦戦が続く馬産地・日高再興へ「ハナズ」のM.タバート氏が新1口馬主クラブ設立!
- JRA 社台ファームが空港建設の立ち退き!? 千葉から始まった伝説……社台グループ「サンデーサイレンス」を超える2つの歴史的僥倖とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
















