今年未勝利の藤田菜七子は「逆張り」に活路!出稼ぎの中堅や若手を襲った過酷な現実…「弱肉強食」の裏開催はフェブラリーSより狭き門?

フェブラリーS(G1)の話題が中心となる今週末だが、同日の裏開催となる小倉競馬場では、小倉大賞典(G3)の開催も控えている。ローカル重賞となるものの、G1に騎乗機会のなかった中堅や若手にとって名前を売る絶好のチャンスでもある。
特に今年のフェブラリーSは、トップクラスの馬が海外遠征で不在も多い中、芝路線から転戦してきた馬や地方馬の参戦もあり、フルゲート16頭に対して27頭がエントリーという狭き門となった。
同時期に開催されるサウジC(G1)やドバイワールドC(G1)の影響もあって、メンバーレベルの低下を懸念されていた割には、非常に興味深い一戦となりそうだ。
チャンスを求めた裏開催にも過酷な現実が
当然ながらトップジョッキーの多くがフェブラリーSの舞台である東京競馬場に参戦するため、ここで存在感を発揮して主開催に進出したいと考える騎手は多い。ちょっとした出稼ぎにも似た参戦といえるかもしれない。
しかし、弱肉強食の生存競争は小倉でも変わらない。本来なら比較的騎乗馬を確保しやすいはずのローカルで過酷な現実に直面しているという。
「ローカルといえば中堅や若手が腕を磨く場でもありますが、これといった台頭はなく鮫島克駿、藤岡佑介康太兄弟、佐々木大輔、丹内祐次が回している状況です。もちろん、彼らが乗れているからこその騎乗依頼でしょう。
ただ佐々木以外の関東の若手は厳しそうですよ。減量騎手は重宝されるはずなんですが、思いのほか依頼が少なく騎乗馬の確保に苦戦しているみたい。反対に主開催で田口貫太や小林勝太、原優介らに騎乗馬が集まっており、これでは何のためにローカルに参戦したのか分からない状況ですね」(競馬記者)

そんな中、あえての“逆張り”を決断したのが藤田菜七子騎手だ。このまま小倉で燻ぶっているよりも思い切って主開催で活路を見出そうということだろう。思い切って東京での騎乗を予定しているらしい。
小倉での騎乗数はそこそこあったものの、2着1回3着2回の成績。馬質を考えれば健闘しているが、“菜七子ルール”の2キロ減はあっても、4キロ減の小林美駒騎手に依頼が流れる傾向があったという。
また、本人も今年未勝利だけに焦りも出てくる頃合い。3月から新人騎手がデビューすることもあり、パイの奪い合いに拍車が掛かることは間違いない。
2年前にブレイクした今村聖奈騎手が伸び悩んでいるように、油断するとすぐに転落するのも競馬界の常。結果を残すことでしか評価されない世界だけに、若手や中堅の生き残りを懸けた戦いは今週末も続いていく。
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