武豊×福永祐一厩舎「良血2歳馬」が宝塚記念週にデビュー!?「間違いなく走る」名トラックマンも大絶賛する逸材
ついに開幕した今年の2歳戦
今年の2歳戦がついに開幕した。西の一番星にはダービー馬ダノンデサイルと同じオーナーのダノンフェアレディ、東の一番星にはオークス馬チェルヴィニアと同じC.ルメール騎手×木村哲也厩舎のウィンターベルが輝いた。
また、この時期といえばPOG(ペーパーオーナーゲーム)も大変な盛り上がりをみせる。選んだ馬が獲得した賞金をポイントに換算して仲間内で競い合うゲームであり、競馬ファンにとっては実力の見せ所でもある。
そんなPOGファンの間で人気を集めている2歳馬の1頭がルージュレアリーズ(牝2歳、栗東・福永祐一厩舎)だ。
母ラストグルーヴの同馬は、昨年の京王杯スプリングC(G2)を勝ったレッドモンレーヴの半妹。祖母は名牝エアグルーヴであり、一族にはドゥラメンテやルーラーシップ、アドマイヤグルーヴなど活躍馬がズラリ。父は今年の2歳が2世代目のレイデオロとなる。
栗東に入厩したルージュレアリーズは先月16日、さっそくゲート試験に合格。福永師も同馬については『デイリースポーツ』の取材に「雰囲気があって走りそう。小さい以外は言うことない。牧場評価も高いし、スピードのある軽い馬」と、素質を高評価している。
「福永師が話していた通り、ルージュレアリーズは入厩当初こそ馬体が400キロを少し上回るほどしかなかったのですが、ここにきて420キロを超えるぐらいまで成長してきています。当初は夏の小倉か新潟で初陣を検討していたようですが、さらに早期デビューする可能性も出てきています」(競馬記者)
弥永明郎トラックマンも絶賛
また、ルージュレアリーズは競馬新聞『馬サブロー』のトラックマンであり、登録者数6万人超の人気YouTubeチャンネル『唯一無二の馬券師 弥永明郎』でもおなじみの弥永明郎氏も大絶賛している。
弥永氏は同チャンネルの動画内で「唯一POGで持てるんだったら関西馬で福永厩舎に入るルージュレアリーズ」と話し、兄のレッドモンレーヴなどがすでに活躍しているものの「今までの仔とは比較にならないぐらい素晴らしい」と絶賛。「これで走らなかったらレイデオロ産駒は先行きが厳しいと思う」と独自の見解を述べながらも「間違いなく走る」と強調した。
さらに弥永氏は先月30日、実際に美浦トレセンで福永師と話す機会があったという。そのとき福永師はルージュレアリーズの初戦について「宝塚記念の週に武豊騎手が空いている」「牝馬の軽い馬だから武豊騎手が合う」と話していたようだ。
ちなみに武豊騎手といえば毎年、初夏は函館を拠点に騎乗しているが、今年の宝塚記念(G1)にはお手馬ドウデュースが出走を予定しているため、同レースが開催される23日は京都競馬場で騎乗する見込みとなっている。
一度狙った穴馬は逃さないことで「競馬界のゴルゴ13」の異名を持つ弥永氏も大絶賛しているルージュレアリーズ。デビュー戦を楽しみに待ちたい。