真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2024.08.08 17:00
【武豊は共通言語】競馬がつなげる人と人 〜ネクラ女医の競馬日記No.34〜
文・マンガ=さかた

パリ五輪が盛り上がっていますね。
先日は総合馬術で大岩義明選手率いるチームが3位に上り、実に92年ぶりに馬術競技のメダルを日本にもたらしたことが話題になりました。フィギュアスケートやスケートボードのように、オリンピックをきっかけに乗馬の競技人口が増えたら、日本の引退競走馬の受け皿も豊かになるかもしれませんね。
さて、日本にとって馬術競技初のオリンピックメダルは、1932年のロス五輪「障害飛越個人」の部、陸軍将校・西竹一と愛馬ウラヌスが獲得した金メダルでした。彼は流暢な英語を操る気さくな伊達男で、米国の名優ダグラス・フェアバンクスとも親交を結んだほどでした。
そんな西が硫黄島の戦いで死を遂げたのは、ロス五輪から約13年後のこと。映画「硫黄島からの手紙」(米・2006年)にも、西は登場しています。彼は傷ついた米兵の手当てを部下に命じ、敵も自らと同じ人間であると語ります。西は馬を通じて、米兵が名のない敵ではなく、心ある人間であることを知っていたのです。そんな西の人間性に溢れる目線は、現代人に多くの問いを投げかけます。

パリ五輪の総合馬術では、日本に加え、イギリス(1位)、フランス(2位)が表彰台に上りました。第二次世界大戦でかつて睨み合った国々が並ぶ姿。それは、平和の祭典たるオリンピックの理念を表す光景でした。
しかしながら競馬にも、似たような光景がありふれているのではないかというのが、私が常日頃に考えていることです。
海を越え名馬と名騎手が集う国際競走、各国のホースマンの夢が詰まった血統図。当たり前のようにインターナショナルな空気を孕む競馬という文化は、異なる人種、国籍、文化を超えて、人々が互いを理解するきっかけとなりうるのではないでしょうか。
PICK UP
Ranking
23:30更新
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊が「告白」キタサンブラックによる宝塚記念(G1)の歴史的大敗劇で「何」があったのか……騒動が去った今だからこそ語られた「真相」<1>
- “第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!? 「エピファネイア×ステイゴールド」の期待馬が今週末デビューへ
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?













