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関屋記念(G3)「直前」現場生情報!C.ルメール×プレサージュリフトに不安要素!? 苦手な夏の出走に理由が…

プレサージュリフト
プレサージュリフト 撮影:Ruriko.I

8月11日(日)
新潟11R・関屋記念(G3)

■ジュンブロッサム(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)

共同通信杯(G3)や神戸新聞杯(G2)で4着の実績があるジュンブロッサムにいよいよ本格化の兆し。中距離では少し足りない競馬が続いていたが「マイルにシフトしてから、内容が良くなった」とのこと。

また、5歳の夏を迎えて「心身のバランスが整ってきた」と充実の時を迎えているようだ。今回は3勝クラスを勝ち上がったばかりとなるが「昇級戦で相手も揃いますが、軽い新潟の馬場は最も得意としている」と陣営はあくまで強気。「上手く噛み合えばチャンスはある」と、ここで賞金を上積みして秋の大舞台を見据えるつもりだ。鞍上は戸崎圭太騎手。

■プレサージュリフト(牝5歳、美浦・木村哲也厩舎)

京都金杯(G3)や東京新聞杯(G3)で3着するなど、重賞級の力を持つプレサージュリフト。今回は5月のメイS(OP)を勝った勢いに乗っての参戦となるが、夏場の出走は意外にも初。

だが、これには理由があるようで陣営曰く「暑さに強くないので夏に使ったことがなかった」とのこと。それでも夏季の出走に踏み切ったのは「クラブの規定で引退の時期が迫っている」という事情があるようだ。

この中間も「やはり夏は苦手なようで、いい頃と比べると硬さが気になる」とデキは今一歩か。元々の能力はここでもトップクラスの上に、C.ルメール騎手が騎乗することで上位人気必至の存在だが、過信は禁物か。

■ディスペランツァ(牡3歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)

この春はアーリントンC(G3)で重賞初制覇を飾るなど、マイル戦で頭角を現したディスペランツァだが、前走のNHKマイルC(G1)では7着に敗れた。

ただし、レースはスタートでやや後手を踏んだことに加え陣営が「狭くなる不利があった」と振り返っている通り、不完全燃焼の1戦。「勝ち馬は強かったですが、スムーズなら上位争いに加われていたと思う」と、その評価は落ちていない。

NHKマイルC後は早めに休養に入り、関屋記念を目標に調整してきた。その甲斐もあって「夏場や輸送も考慮して直前は軽めでしたが、1週前に負荷をかけているので仕上がりは問題ない」と仕上がりに自信を見せている。新潟は初参戦となるが「新潟の外回りは持ち味を活かせるコース」と前向き。「マイルでは底を見せていないので、改めて期待」と世代交代を目論んでいる。鞍上はM.デムーロ騎手。

■ディオ(牡5歳、栗東・辻野泰之厩舎)

今年になって2勝2着1回と本格化。前々走のダービー卿チャレンジT(G3)こそ1番人気を裏切る11着だったが「短期間で2度の中山遠征で崩れた」と輸送が響いたようだ。立て直した前走の米子S(L)では「フレッシュな状態で力を出してくれました」と2着を確保。サマーマイルシリーズ第1戦で好結果を残し、関係者も「重賞でもやれる」と自信を深めている。鞍上は岩田康誠騎手が務める。

■トゥードジボン(牡5歳、栗東・四位洋文厩舎)

今年になって3戦連続二けた着順に大敗していたが、前走の米子Sで復活勝利。要因は、やはりハナに立てたことが大きいようで、陣営も「自分の形で運べると本当に強い」と改めて手応えを感じているようだ。

今回もやることは1つといった印象だが「メンバー的に今回も逃げられそうなのはいい」と追い風は吹いている。連勝となれば夏のマイル王はほぼ当確といったところだが「前走の感じなら、時計の速い決着になっても対応できそう」と色気は十分。復活勝利に導いた鞍上・松山弘平騎手の騎乗停止が来週からということも、小さくはないだろう。

GJ 編集部

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