まさかの3週連続+中1週で出走!? 使われ続けるソンタクの心情を陣営は”忖度”しないのか?
今年の流行ワード『忖度』が馬名由来となったソンタク(牡2歳、美浦/的場均厩舎)。ユニークな馬名で話題となったが、今度はブラック企業も真っ青な”皆勤賞”ぶりが注目されている。
ソンタクは、7月9日の福島第6レースの新馬戦(芝1200m)でデビュー。10頭立てで8着に終わった。通常ならば、次戦までは時間を置くはずなのだが、ソンタクの2戦目は1週間後の16日の2歳未勝利戦(芝1200m)だった。このレースでは5着と掲示板内に入ることができた。次に繋がる成績を残したことで休養に入るかと思いきや、次走はまたしても1週間後の23日、芝1200mの未勝利戦……。こちらは11着と前走から着順を落としてゴールしている。
デビュー以来、3週連続出走という類を見ないローテーションで走ったソンタク。こうなると「もしや次週も?」と思いきや翌週は出走なし。このまま立て直すため時間を設けるかと思われたのだが、なんと中一週で8月5日(土)のダリア賞に登録している。
この猛烈なスケジュールに対して、競馬ファンを中心に「走らせすぎ」という声があがっている。ここまで休みなく走り続ける競走馬はたしかにめずらしい存在だ。
「夏の連闘は毎年見られる光景ではありますが、いくらなんでも使いすぎですよ。ダリア賞にはソンタクと同じくまだ未勝利の競走馬も出走しますが、上位人気はいずれもレースでの勝利経験を持つ馬ばかり。はっきりソンタクの勝利は望み薄で、掲示板すらも外すと予想されています。少しは休ませて大勢を整えた方がいいと思うのですが……」(記者)
デビュー1カ月ながらもすでにキャリアは3戦もあり、4戦目も間近に控えているソンタク。そろそろ陣営は、出走し続ける同馬の気持ちを”忖度”する必要があるのではないだろうか?