「JRA斜行王」ミッキーアイルの全妹がデビュー! いきなり1番時計も調教師「まだ余裕」の大器は兄の”汚名”を晴らせるか


「兄のミッキーアイルとはタイプが違うという話でしたが、兄もとにかく調教駆けする馬だったので、その辺りは似ていると思います。兄が昨年のスプリンターズS(G1)の最終追いで1番時計を叩き出して、レースでも2着でしたから、調教の動きがそのまま結果につながる可能性も高いと思いますよ。

兄はデビュー戦こそ2着に敗れましたが、その後5連勝でNHKマイルCを制覇と、早くから良いスピードを見せていました。中でも3戦目のひいらぎ賞(500万下)は、翌日に同距離同コースで行われた朝日杯フューチュリティS(G1)よりもコンマ5秒も速いと話題になりました。母スターアイルの産駒としても、ミッキーアイル以来のディープインパクトなので期待が高まりますね」(競馬記者)

 ただ、唯一懸念されるとすれば、そのあまりにも”優れ過ぎた”スピード能力だ。デビュー戦が阪神外回りのマイル戦ということもあって「母は1000mで勝っているので距離が心配」と、まだ手探りな面も当然残されているようだ。

 しかし、逆に今回でマイルにメドが立てば年末の阪神ジュベナイルF(G1)はもちろん、翌年の桜花賞(G1)や兄が勝ったNHKマイルCなど”夢”と選択肢は大きく広がる。

 今は当然「ミッキーアイルの妹」だが、いつかは偉大なる兄を超え「スターリーステージの兄」と呼ばせられるか。数々の栄光を手にしながら、最後は不本意な恥辱にまみれた兄の”汚名”を吹き飛ばすような活躍を期待したい。

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