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武豊騎手JRA「G2・100勝」達成記念【後編】ディープインパクト、キズナ、キタサンブラック……時代を彩った「天才の歴史」をプレイバック

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 お気付きの方もおられるかもしれないが、実はこの勝利が武豊にとって最初の「JRAダートG2勝利」となる。ここまで勝利がなかった背景には、単純にJRAのダートG2の数が少ないことを始め、例えば東海Sが一時オークスの裏開催であったりと日程的な都合もあった。いずれにせよ、地方競馬であれだけ大活躍している姿からは想像もつかない、意外な結果であることは間違いないだろう。

【96】2015/10/11「毎日王冠(G2)」エイシンヒカリ
【97】2015/11/14「デイリー杯2歳S(G2)」エアスピネル
【98】2016/1/24「AJCC(G2)」ディサイファ
【99】2016/10/10「京都大賞典(G2)」キタサンブラック
【100】2017/10/9「京都大賞典(G2)」スマートレイアー

 前年のキタサンブラックで「G2・100勝」のリーチが掛かってから、今か今かとメモリアルを待っていたのだが、なかなか達成されずに結局丸1年掛かることとなった。その間、G1・3勝にG3も7勝。特に不調といったわけではなかったが、何故かG2勝利に縁がなかった。なお、京都大賞典は今回の勝利で同一重賞最多勝となる9勝目。他にも阪神大賞典と札幌記念を8勝ずつしており、この3レースだけで25勝。つまりは全体の1/4を占めることとなる。対して先述した通り、ダートはわずか1勝。武豊が如何に「王道」を歩んできたのかが伺える傾向といえるだろう。(敬称略)

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