JRA移籍から半年の「悲劇」アドマイヤデウスが大舞台前に「深刻故障」……
無念の一言だ。
15年の日経賞(G2)などを制し、今年の8月にオーストラリア(以下、豪州)に移籍したアドマイヤデウスが、競走馬生活が脅かされる故障を負ったと、「Racing.com」が伝えている。
記事によれば17日の調教中に故障を発症したアドマイヤデウスは救急車で競走馬専門病院に運ばれたという。そこで靭帯の損傷が判明。レース復帰は絶望視されているそうだ。
アドマイヤデウスは今年の天皇賞・春の4着後に豪州へ移籍。10月21日開催のコーフィールドC(G1、芝2400m)に出走が予定されており、その後は南半球最大のレースである11月7日開催のメルボルンC(G1・芝3200m)へ向かうローテーションが組まれていた。
今年に入ってから、芝レース世界最高の総賞金額1000万豪ドル(約8.8億円)を誇るジ・エベレストで3着に入ったブレイブスマッシュ。現地G1トゥーラックH(芝1600m)をチャレンジC(G3)優勝馬・トーセンスターダムが制覇するなど、日本から豪州へ移籍した競走馬の活躍が目立っていた。アドマイヤデウスにもこれらに続く活躍が期待されていたのは間違いなく、今回の故障を知った関係者たちの落胆ぶりは想像に難くない。