武豊を激怒させた調教師が公開謝罪!? 「疑惑決着」のJBCレディスクラシック(G1)で地方馬初勝利の号泣調教師がテレビ出演
3日に大井競馬場で行われたJBCレディスクラシック(G1)は、なんとも後味の悪い決着となってしまった。
勝ったのは5番人気のララベル(牝5歳、大井・荒山勝徳厩舎)だった。JBCレディスクラシック史上初の地方馬の勝利となり、管理する荒山勝徳調教師はレース後のインタビューで号泣。昨年は、同レースに出走する前日に脚部不安による競走除外だっただけに、その無念を乗り越えての勝利で、喜びもひとしおだったのだろう。
ただその一方で、このレースはファンの間で大きな物議を醸す結果となった。
というのも、最後の直線で先頭を走っていた武豊騎手のプリンシアコメータに、ララベルが激しく接触。レースは審議となったが結局、到達順位通りで確定することとなった。なお、ララベルに騎乗していた真島大輔騎手には、2日間の騎乗停止処分が下っている。
それはつまり、今年のJBCレディスクラシックを主催した大井競馬は「騎乗停止に値するほどの事案」を認めながらも「着順を変更するには至らない」と判断したことになる。現行のルールに照らし合わせると「仮に今回の不利がなくとも、被害馬プリンシアコメータと加害馬ララベルの着順が入れ替わることはなかった」と判断したということになるのだろう。
しかし、レース後にプリンシアコメータに騎乗していた武豊騎手は「着差が着差だけに不利が痛かった」と発言している。ちなみに2頭の着差は、わずか「アタマ差」だった。