【エリザベス女王杯(G1)展望】「レジェンド武豊」と「世界のR.ムーア」が激突! 最強女王の座を巡り、例年以上のメンバーが集結!
とはいえ陣営も「完全に展開」と敗戦に悲観の色はない。叩き2走目でどこまで変わってくるか。姉のヴィルシーナは、このエリザベス女王杯で2年連続1番人気に推されるも敗戦。そのリベンジを果たしておきたいところだ。
果たして、3歳牝馬の実力はどの程度か。今年は秋華賞馬ディアドラ(牝3歳、栗東・橋田満厩舎)を筆頭に充実したラインナップが揃った。
この春こそ桜花賞9着、オークス4着とクラシックの壁にぶつかったディアドラ。しかし、ひと夏を越した紫苑S(G3)で重賞初勝利を飾ると、そのまま秋華賞も制覇。雨の中をパワフルな末脚で突き抜け、世代の頂点に立った。
さらに今年の3歳勢は秋華賞で2着したリスグラシュー、3着のモズカッチャンとクラシックの実績馬が揃い踏み。世代の力を見せつけるには、またとない機会となった。一気に牝馬の頂点に立ち、新時代の幕開けを告げたい。
他にも今年の宝塚記念(G1)で3着したミッキークイーンや昨年の覇者クイーンズリング、府中牝馬Sを勝ったクロコスミアなど、例年であれば筆頭候補に名前が挙がってもおかしくない強豪がスタンバイ。混戦ながら、充実したメンバー構成となった。
3歳から7歳まで、各世代を代表するに相応しい名牝が集った今年のエリザベス女王杯。果たして「最強女王」の栄冠は誰の手に。レースは12日(日)の15時40分に発走予定だ。