ゴールドアクター有馬記念回避……「有馬でこそ」の馬の不出走に落胆の声多数
一昨年の有馬記念を制したゴールドアクターが、今年の有馬記念を回避。年明けのアメリカJCCで始動する予定であることがわかった。
春の宝塚記念2着後はレースに出走していない同馬。8月には帰厩したものの体調が戻らないという理由で、ターフに戻ってきていなかった。以前より「今年は有馬記念回避か」という情報もあったが、現実となってしまった。
来年のAJCCを狙うということは、目標は大阪杯か宝塚記念か……2年連続で大敗している天皇賞・春に出走させる可能性が低いことを考えると、現実的な路線といえるかもしれない。
「外厩の差が出ている、という意見はありますね。ノーザンファーム出身であれば最新鋭設備を用いた外厩で疲れも取れやすく、調整もしやすい。中小牧場で産まれたゴールドアクターとの差は歴然といえます。キタサンブラックなど異様にタフな馬もいますが、やはり6歳のゴールドアクターには苦しい環境なのかもしれません」(記者)
今年の春、特に天皇賞はレース後多くの馬が調子を落とすという状況もあり「死のレース」と一部でいわれていた。ゴールドアクターもその1頭という見方がある。
いずれにせよ「有馬記念でこそ」の馬だっただけに、ファンからは落胆の声も聞こえている。スターホースの2018年に注目する他ない。