JRAホープフルS(G1)開催で関係者も疲弊……ブラック労働さながらの「年中開催」が美味しい人、美味しくない人
JRAが今年からスタートさせるG1ホープフルS(G1)が28日に開催。本サイトでは、これまで「年の締め」だった有馬記念後のG1開催にファンから苦言が多いと何度も報じてきた。
ただどうやら、ブーイングを言いたいのはファンだけではないらしい。
情報を得たところによれば、この「28日開催」に多くの関係者が憤っているとのことだ。
「トレセン内はブーイングの雨あられですよ。有馬記念が終われば、年明けの金杯まで束の間の休息……だったのが一瞬にして崩されたわけですからね。ある名門厩舎では、リーディング争いの兼ね合いから、これは好機と『来年の出走に向け調整すべき馬』とスタッフが考えていた馬も調教師の一存で出走になった、なんて話もあります。
『競走馬の出走機会確保』というのがこの開催の名目だったわけですが、なんとも本末転倒な……関係者のやる気にも大きくかかわりますよね」(現場記者)
JRAとしても「売上UP」という点において新たな手法のひとつであるこの28日開催。同日には「ヤングジョッキーズシリーズ ファイナルラウンド」も開催されるなど、さまざまな手を打っている。しかし、ファンはともかく関係者がある意味「犠牲者」となっているのも事実ではあるようだ。