藤田菜七子に「弟子」誕生!? 中央競馬にもう1人の女性騎手誕生なるか
昨年はJRA女性騎手の年間最多勝を20年ぶりに更新するなど活躍し、今競馬界で最も注目されている藤田菜七子騎手。今年は戸崎圭太騎手などを担当するエージェントへ変更したこともあり、馬質の向上、騎乗機会数の上昇なども見込まれ、さらに記録を塗り替えることも期待されている。
すでに先週、2018年の”1勝目”を早々にあげるなど3年目の飛躍を予感させる菜七子騎手だが、その彼女に期間限定ではあるものの”女性の弟子”が誕生したと話題だ。
その弟子の名は古川奈穂さん。昨年4月に競馬学校36期生として入学した彼女は、9日から菜七子騎手が所属する根本厩舎で研修を開始している。
古川さんは応募者130人の中から見事に合格。一度は高校に進学したものの、「藤田菜七子騎手の活躍を知り”女性でもなれるんだ”と思いました」と”先輩”の姿に心を動かされ、騎手の道を志すことになったという。
10日には根本厩舎の所属馬に調教騎乗して菜七子騎手と併せ馬も行なったという。だが、この厩舎間での師弟関係はあくまでも短期研修の間だけ。同厩舎には菜七子騎手のほかにも、野中悠太郎騎手、丸山元気騎手が所属していることもあり、スポーツ紙の取材などに対して「あくまでも1週間の預かり。(正式に)所属することはありません」としている。
「研修期間は短いものの、男性優位で戦ってきた菜七子騎手の経験は古川さんがデビューした際にも非常に役に立つはずです。入学するのも難しく、さらには在学中も退学者が出るほど厳しいことで知られている競馬学校ですが、すべてを乗り越えて20年3月に菜七子騎手が待つであろうターフへデビューをしてもらいたいものですね」(競馬誌ライター)