蛯名正義完全復活へ! 戸崎圭太はベテラン馬で虎視眈々

※画像:ディサイファ 『競馬つらつら』より

 そして今年で9歳になる大ベテラン・ディサイファ(牡9歳、美浦・小島太厩舎)もここで勝利がほしい1頭。一昨年前に同レースで勝利して以来、成績は低迷する一方だが、まだ現役を続行するためにはそろそろ結果がほしいところ。

 騎乗するのは12年9月以来となる蛯名正義騎手。これまで小島太厩舎は475勝を数えるが、蛯名騎手はその長い歴史の中で最も多い77勝をあげている。今回は、今年の2月に定年を迎える小島太調教師からのラブコールを受けてレースへ向かう。

 蛯名騎手はディサイファの最終追い切りにも騎乗。4F53秒6~12秒1と伸びのある走りを見せ、ゴール後も勢いは止まらなかったという。小島調教師は「スポニチ」の取材に「年齢を感じさせない。勝つとは言わないが、これなら戦える」と手応えを語り、蛯名騎手も「少しでもいい結果を。それはいつも同じだが、今回は特段そう思う」と強い口調で語った。

 2001年以降、AJCCを制した4歳馬は2007年のマツリダゴッホだけだ。さらに過去10年で2着には7歳と8歳の計7頭が入っているなどベテラン勢が気を吐くことで知られる。長きにわたって第一戦を走り続けた”古馬の意地”に期待したい。

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