武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
今も昔も競馬ファンにとって、馬券推理の重要なファクターとなっているパドック。日本のあらゆる競馬場に存在し、レースに出走する馬の直前の状態をじっくり確認することができる貴重な場として100年以上、競馬にとってなくてはならないものと認識されている。
馬券で一獲千金を狙う多くの競馬ファンも、いつか自らの”相馬眼”でお宝馬を見極めるために日々、パドックで馬を見る目を鍛えているわけだが、その「成果」を実際の利益に繋げられている人は、果たしてどの程度いるのだろうか。最近では馬券のネット購入も一般化し、競馬場に行くこともなく、パドックを一切見ずに馬券を購入するファンも少なくない。
「どうせ見たってわからない派」VS「パドックにこそお宝が眠っている派」による議論は、競馬における永遠のテーマの1つといえるだろう。
JRAの公式ホームページ内でも「ファンはここで馬の状態を観察できる」と、やはり馬券推理のファクターの1つとして紹介されているパドック。果たして、どの程度の成果が見込めるのか――。我々よりも最も競馬を、そして競走馬を深く知る人物たちから”意外な”声が聞かれた。
「僕は、パドックの馬は見ないね」
そう話すのは、これまで2万回以上のレースに参加し、約4000勝を上げている競馬の第一人者・武豊騎手である。
JRAの騎手は普段馬券を購入することができないが、自身が参加しない地方や海外競馬などのレースでは、一般のファンと同じように馬券を購入することができる。武豊騎手も機会を見ては度々、1馬券ファンとしてレースに参加しているそうだが、その際にパドックは特に参考にしていないというから驚きだ。