大阪杯(G1)「最強面子」でJRAウハウハ!? 「中距離No.1決定戦」出走予定馬が異常にすごい
同世代の参戦といえば、ペルシアンナイト(牡4 栗東・池江厩舎)を外すわけにはいかないだろう。昨年のマイルCSは最後の最後で伸び脚を見せ、逃げるエアスピネルを捉えて勝利。3歳にして古馬G1を勝利してみせた。
本質的にはマイラーという見方が強いが、レコードタイムの皐月賞で2着に入るなど、距離の融通が利くタイプという意見もある。同じ父ハービンジャーのディアドラやモズカッチャンは中距離G1を制している。2000mへの懐の深さを見せることができれば、能力的に劣る存在ではない。まずは前哨戦の中山記念(1800m)が一つのテストだろう。
昨年のジャパンCを勝利し、ついに現役最強クラスの馬になったシュヴァルグラン(牡6 栗東・友道厩舎)は、2000mにどこまで対応できるかが鍵か。天皇賞・春の2年連続馬券圏内やジャパンC、有馬記念の好走などステイヤーとしての実績が目立つ同馬。2000m以下のレースに出走すること自体「3歳の8月以来」である。
友道調教師も「2000mの対応は『?』」と語っており、不安は拭えない。ただ、キタサンブラックら強豪たちと凌ぎを削ってきた実績はこのメンバーの中でもNo.1。能力が距離不安を吹き飛ばすかが鍵となるだろう。初騎乗となる三浦皇成騎手の手腕にも注目だ。